大瀬崎桟橋と沼津港を結ぶ「初詣便」＝沼津市

　沼津市の千鳥観光汽船は1日朝、沼津港と大瀬崎桟橋（同市西浦江梨）を結ぶ特別便「初詣便」の運航を始めた。静岡県内外から大勢の参拝客が利用し、無病息災や健康を祈願した。大瀬崎にあり、パワースポットなどで知られる大瀬神社の参拝者向けに今月、期間限定で出航する。 　初日は好天に恵まれ、約130人が乗船して、富士山と駿河湾の絶景を楽しんだ。到着した参拝客は大瀬崎桟橋から20分ほどかけて神社まで歩き、1年の安泰などを願った。横浜市から訪れたという会社員脇迫優樹さん（31）は「沼津港から快適な船旅で来た。初詣ができ、きれいな富士山も見られて良かった」と笑顔で話した。

大瀬神社で1年の安泰などを願う参拝客ら＝沼津市の大瀬神社

　運航は1～5日と、土日祝日。沼津港を午前9時25分に出発し、大瀬崎桟橋には同10時に着く。帰りは午前11時25分発、沼津港は正午着。 　定員200人で、事前予約不要。乗車券は出航日の午前8時45分ごろから、乗り場前の「沼津港ちどりひものセンター」で販売する。片道料金は大人1500円、3歳以上小学生以下750円。 　問い合わせは同センター＜電055（962）7537＞へ。