<小此木流花・モドリッチが海外サッカーを知る!中編>モドリッチのかっこいい所は?新たなルカを探せ!
■"オコノギルカ・モドリッチ"と知る"モドリッチ"の魅力 金子「小此木さんが今感じているモドリッチの魅力はどんなところですか?」 【写真を見る】モドリッチの良さを談義する様子 小此木「色々あるんですけど、"現代最後のファンタジスタ"って言えるところです。エジルとかグティとか、マドリーに在籍してたファンタジスタがどんどんいなくなっちゃう中で、現代のスタイルに適用してトップで走ってるところがめっちゃかっこいいなって。その中でも代名詞といえる右足のアウトサイドキックがいつでもとってもかっこいい!その利き足に対するこだわりが、まさにファンタジスタだなと思うし、必要な場面でしか出さない賢さとか魅力的だなって」 金子「たしかに、モドリッチのアウトサイドキックはかっこいいよね」 小此木「かっこいい!でも一時期アウトサイドキックをベニテス監督が禁止してて、それはなんでだろう」 澤本「ベニテス監督のレアルは一番シーズンで悪かった時期ですよね」 小此木「アウトサイドキックしないからだよ!」 金子「たしかに、そういう良さを抑え込むのは良くないかもね。サッカー的にちょっとリスクとかあっても、それ以上のすごいファンタジーっていうか結果を出してくれるっていうのがあるから。それにしてもモドリッチについて結構調べてますね」 小此木「いっぱい調べました!アイドルの活動めっちゃ忙しいんですけど久々休みあった日もモドリッチについて1日中サイゼリアで調べました(笑)。でも、もっとモドリッチの良いところを知りたい!いつもサッカーの仕事をしてる人から見てもやっぱりすごい?」 澤本「すごいです!モドリッチが幼い頃は戦争中で難民として生活をしていたんですけど、仮屋のアパートの駐車場でサッカーを始めて、ユースに入って...その経験があったからこその忍耐力がモドリッチの根底にあるんじゃないかなって。レアルマドリードには、トニー・クロース、エジル、シャビアロンソという数々の名プレイヤーがいるし、今ではバルベルデやカマヴィンガという若手選手が出てきている。そんな中でモドリッチは39歳になった今も、10数年変わらず出続けてる。モドリッチ自身も過酷な家庭環境で育ったから諦めるっていうことを知らないと言ってて。最近では1年契約延長してて、39歳までやるって考えるとすごいなと」 澤本「プレー面では頭の良い選手ですね。身長は小さくて身体が大きいわけではなく、そんな中で持ち味の頭の良さ、展開を読む力で貢献しつづけてますね。似ている選手としては、シャビやイニエスタとか、僕はバルサ(※バルセロナ)のファンなんですけど、バルサにもぜひ欲しい選手だなって思います(笑)。あとモドリッチの10番は、レアルマドリードでは"呪われた番号"って言われてて、レアルで10番をつけた選手は活躍できないと言われているのですが、その10番を背負い続けてバロンドールまで獲ったのもかっこいい。東ヨーロッパ初でしたし」 小此木「バロンドール!メッシやロナウドが独占してたやつですよね」 金子「そうそう。その2人が独占してる中でクロアチアの選手がバロンドールに選ばれたのは、当時すごい話題になりましたよね。すごく勉強してますね(笑)。せっかくなのでモドリッチのすごいプレイを一緒に見てみますか?」 小此木「え!見たい~見たい~!」 小此木「すごい!かっこよすぎる!感動!」 金子「クロアチアも強いとはいえ、W杯で3‐0でアルゼンチに勝つってかなり衝撃的な試合ではあった。僕はこの試合を現場でロシアに見に行っていて、モドリッチやばいって今でも鮮烈に覚えています」 小此木「すごい!モドリッチって身体が小さいのに強い。ちなみに(金子さんは)誰が好きなんですか?」 金子「昔はルイコスタっていうポルトガルの選手がすごく好きで...モドリッチも似てるんですけど、ドリブルやトラップとか足先のテクニックで相手かわすのが特徴で。サッカーって体格が小さくても創意工夫や賢さで立ち回っていけるのが魅力のスポーツなんですよね。他の競技よりも誰にでもチャンスがある感じ。その意味でもモドリッチはとても象徴的な選手だし、この試合は本当にすごかったですね」 小此木「ヤバい!るーも試合観に行きたい!そういえばこの間サッカー好きなお友達に『誰が好きなの?』って聞いたら、身体も小さいけど頑張ってるからメッシって言ってて。モドリッチもだけど、小さくても強い人が多いのかな?」 金子「そうですね。体格以外の部分、例えば相手との距離とか、相手にとられないようにするボール捌きとか、ボールテクニックが重要ですよね。体格によらず足元の技術が長けてる人が10番、エースになることが多い。メッシやモドリッチ、日本では中村俊輔など、体格がそれほど大きくなくてもこの技術が長けている人は強いですね 今回は、小此木さんにサッカーのお宝を紹介しようと思って、さっき動画で見た試合のチケットとファンIDです。2018年のロシアワールドカップから、みんなファンIDを作らないと観戦できなくなったんですけど、FIFAっていう統括してる団体に自分のパスポートとか全部送ると、これが送られてくるんですよ」 小此木「入れ物がもうすごい!いいなこれ...ほしい!2018年?大事に取ってるんだ」 金子「そうなんですよ。ファンIDがあると、現地で地下鉄とかも乗り放題。ぜひ小此木さんも2年後の北中米ワードカップを現地で観戦する際に、作ってみては?」 小此木「2年後、遠い...すぐ欲しい(笑)。(澤本さんは)持ってますか?」 澤本「持ってなくて...ワードカップは見に行ったことないですよ、今24歳で学生時代は海外サッカー観に行く機会がなくて2年後は行きたいですね」 小此木「2年後!絶対行きたい!」 金子「98年のフランス大会から全大会現地に行っているので基本的にはもうこの先も全部行こうかなと思っていて、ぜひね、次の大会とか、現地で一緒に応援出来たら良いですね!」 小此木「応援したい!興奮しそう(笑)。ワールドカップより前にもなんか見たいな」 金子「国内のJリーグとか観戦に行くといいかなと思ってて。群馬出身なら、ザスパクサツ群馬もあるし。あと高校サッカーとかも結構面白いと思うし、応援するとすごい興奮すると思う」 小此木「あ、ザスパ見に行ったことある!実際、サッカーの応援ってどんな感じですか?」 金子「ゴール裏って言われてるゴールの裏側にいるサポーターが同じ歌をね、みんなで歌って、あるいはその選手の応援歌とかを作って歌ったりとかして、一体感とか、あと、本当に一緒に選手と戦ってるんだみたいな気迫がひしひしと伝わってくる。試合に行くと」 小此木「アイドルと一緒ですね!行きたーーーい!行きたい行きたい!!」 金子「たしかに、アイドルとファン関係は試合の選手とサポーターとの関係とそっくりかも。試合でも持ちつ持たれつみないな感じで、これを体感するとよりサッカー好きになるかもしれないですね」 ■オコノギルカ・モドリッチの背番号は...!? 小此木「ある動画でモドリッチが自分で10番を選んだ話を見て。10番とか背番号の意味を何も知らなくて気になってました」 金子「色々由来はあるんだけど、10番っていわゆるエースナンバーなんですよね。もともとは良いパスをメンバーに届ける配置に10番がいたんですけど、最近では10番の人も攻撃して点を取ってて。1番子供が憧れる番号ですね」 小此木「なるほど。ただのラッキーナンバー的なやつなのかって思ってた。配置での役割があったんだ!だけど、さっき"呪われた番号"って言ってたのは...?」 澤本「それはレアルマドリードだけですね。番号は結構チームカラーが出てて。例えば、ドイツ代表だと13番は"死"っていう意味 なんですけど、その番号で有名なバラックが試合に出るとその相手チームを掻き乱してくれていて、13番はドイツでは10番に近い役割をしていたんですよね。バルサだとメッシが昔19番でデビューをして成功したから、次世代のニュースターに渡す番号だったり。小此木さんもJams Collectionの10番に...」 小此木「10番にはならないかも...」 金子「あ、8人だから?」 小此木「そう (笑)。逆に自分だったら何番になりたいですか?」 澤本「僕はずっとサッカーをやっていたんですけど、10番つけてました」 小此木・金子「え!すごい!」 澤本「ただ自分は14番が好きですね、スーパースター選手のクライフが14番つけてたので。人によりますね(笑)」 ■" 流花"の起源、そして新たなる"ルカ"を探して 金子「ロシアでの試合を観た時、後ろにクロアチアの青年たちがいて、大声で『ルカ!ルカ~~~!!!』って叫んでて。もうお前しかいない、お前が助けてくれみたいな感じ。僕らで言うとカズさん(三浦知良)を『カズ!カズ!』、中村俊輔を『俊輔!俊輔!』って呼ぶ感覚なのかなって。ルカ・モドリッチが国民に愛されて頼りになるキャプテンだってすごく感じましたね」 小此木「ルカ!ルカ!」 金子「その試合を観るまでは『ルカ』というより『モドリッチ』の感覚が強かったけど、男の子たちの『ルカ!ルカ!』っての聞いてから、ルカ・モドリッチってフルネームを認識するようになったかも」 小此木「え、じゃあモドリッチの名前がルカってことって、みんなそんなに知ってないんですか?」 金子「ニュースでメッシのことをリオネル・メッシってあまりフルネームで言わないから、それと同じで知らない人もいるかも」 澤本「日本と海外の違いもあるかもしれないですね。海外と日本はファミリーネームの順が逆だから、メッシもレオって言われてますし」 金子「そうだね。ルカ・モドリッチっていうのを浸透させるのは、小此木さんの役目ですね(笑)」 小此木「浸透させよう!でも実は、私の『流花』の由来はスラムダンクの流川楓からなんですよ」 金子「えーそうなの!」 小此木「パパが好きで。でも本当は『楓』にしようとしたら、お寺に あんま良くないって言われて。じゃあ流川の『ルカ』ってなった」 金子・澤本「そうなんだ~!」 小此木「サッカーが良かったなぁ(笑)」 金子「(笑)。お父さんは相当、流川楓が好きなんだね。僕の世代だと子供にサッカー選手の名前つける人も多くて、メッシの愛称の『レオ』を付ける人もいたな」 小此木「じゃあ『ルカ』もいるのかな?」 金子「僕の周りだとモドリッチから『ルカ』を付けた人はいないけど、これから広め具合によっては...」 小此木「広めようっと♪他にも『ルカ』っていうサッカー選手はいるかな?今はルカ・モドリッチとルカクとルカ・ジダンとジャンルカ・スカマッカしか知らなくて...」 金子「スカマッカは僕も気になってて、6月に開催されたユーロ2024のイタリア代表でしたね」 澤本「めちゃくちゃ知ってる(笑)。ルカ・ロメロっていう選手がいます」 金子「アルメリアか...ACミランからレンタル移籍してる選手ね」 小此木「レンタル移籍?」 金子「所属クラブから他のチームに貸し出したりすることだね。ルカ・ロメロの場合、元々ACミランの所属なんだけど、アルメリアというスペインのクラブに1年間だけ貸し出して、武者修行に行ってる感じだね」 小此木「そうなんだ!武者修行!」 澤本「これから活躍する、アンダーの世代ですね」 小此木「アンダー...若い!」 金子「若いね。これからもっと活躍したらフル代表になる可能性もあるね!」 モドリッチ以外の「ルカ」にも興味がある小此木流花・モドリッチ!後編では海外サッカーの楽しみ方について談義していく...! 文=HOMINIS編集部
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