アルゼンチン、右派大統領が就任 ミレイ氏、過去政権を痛烈批判
【サンパウロ共同】南米アルゼンチンで10日、右派ハビエル・ミレイ大統領(53)が就任し左派フェルナンデス氏から政権交代した。長引く経済危機の中、中央銀行廃止や自国通貨の米ドル化など異例の改革案を掲げた政権の行方が注目される。ミレイ氏は「きょう、アルゼンチンで新たな時代が始まる。何十年も続いた失敗を葬る」と演説、過去の政権を痛烈に批判し転換を強調した。 就任式には旧宗主国スペイン国王フェリペ6世のほか、ウクライナのゼレンスキー大統領が出席した。 自身の政党「自由の前進」は議会で少数派のため中道右派マクリ元大統領派らと組む必要があり、実際はより穏当な路線をとる可能性がある。