頼副総統、北村参院議員らと面会 TSMC熊本工場への日本の支援に感謝表明/台湾
(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)副総統は19日、自民党の北村経夫参院議員や堀井巌参院議員と総統府で面会した。24日に開所式が行われる半導体受託製造世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の熊本工場について、日本政府や国会の強力な支援のおかげで1年8カ月という短期間で工場建屋を完成させることができたとして感謝を示した。 頼氏は、TSMCが熊本県で日本第2工場の建設を決めたことについても言及。台湾と日本が今後、産業で連携し、新たなスマート時代に共に向き合う上で、第2工場の建設は必ずや大きな意味を持つと信じていると述べた。 また、北村氏と堀井氏が国会で長期にわたって台湾海峡の平和と安定に関心を寄せ、国防や国家の安全保障、外交の分野で多くの見識や経験を持ち貢献していることに触れ、台湾と日本が地域の平和や安定を守っていく上で両氏の支持を得られればと期待を寄せた。 頼氏は先月行われた総統選で当選。5月20日に総統に就任する。北村氏は、頼氏が総統就任後も日本の国会議員と台湾の立法委員(国会議員)の交流を推進し続け、安全保障や経済、観光、社会福祉などさまざまな分野で台日間の交流や協力関係がさらに向上するよう願った。また、台日双方は協力を強化させる必要があるとし、中でも経済関係の強化は重要項目だと述べた。 (葉素萍/編集:田中宏樹)