日清食品が大坂なおみの肌を白く描いたアニメ広告問題が世界中に波紋!
テニスの全豪オープンで準決勝に進出している大坂なおみ(21)と所属スポンサー契約を結んでいる日清食品が「カップヌードル」のアニメーションによる広告動画で、大坂の肌を白く描いたことが、国内外で大問題に発展している。この広告アニメ動画は、人気漫画のテニプリこと『テニスの王子様』(作者・許斐剛氏)とのコラボ映像で、錦織圭、大坂らがアニメになって登場しているが、大坂の肌は白く描かれ、髪の毛の色も明るいものにされていた。今月11日に日清食品の公式サイトの「カップヌードル」のページで公開されたが、同社は抗議を受けて23日に同動画を削除した。 米国のツイッターでは、「日本のヌードルメーカーによると、この白人の女の子は大坂なおみだそうだ。彼らは彼女の黒人と日本人の特徴を完全に消してしまっている。白人至上主義を含んだ愚行だ」「「なんて馬鹿げているんだ。ミックスド・レースの全米オープンチャンピオンの大坂なおみが日清の広告で白人として描かれている」「彼女の髪は明るいけど肌の色も奇妙だ」「ひどい描写だ。恥を知れ」などと、この行為を人種差別だと捉える批判的なコメントで“炎上”した。 海外メディアも、この問題をほうっておかなかった。 オーストラリアのニュースサイトNew.com.auは「日本の会社(日清食品)が全豪オープンのスター選手たちを『白く描き』非難を受ける」との見出しを取り、「全豪オープンの準決勝に進出した大坂は世界ランキング1位に向けて集中すべきなのに、代わりに『白く描かれた』アニメ広告によって論争に巻き込まれてしまった」と伝えた。 記事は、「日清食品が今、日本人テニスのスーパースターの錦織圭と大坂を描いた広告キャンペーンで謝罪に追われている。広告は、錦織と大坂の肌の色を『白く描き』批判を受けている」と説明。「彼女の濃い肌の色は、コマーシャル映像の中のどこにも見られず、彼女のトレードマークである髪型もどこにも見られない」と非難した。