浪曲師の京山幸太が「筋肉ネタしばり」の異色独演会 6月30日、大阪・楽屋A
浪曲師の京山幸太(30)が6月30日、大阪市西区の楽屋Aで、「筋肉ネタ」に限定した異色の公演「筋断(きんだん)の浪曲独演会」に挑む。披露するのは、筋トレに励みながら書き下ろした〝ボディービル浪曲〟と、作家の町田康によるプロレスラーが主人公の新作浪曲。幸太は「笑いに振り切ると従来の浪曲ファンはついてきてくれないし、丁寧に振って落としてばかりだと古く感じる。ギリギリのラインを探ります」と意気込む。 初披露するのが、ボディービルを題材にしながら女子高生の恋愛物語だという謎めいた新作「甲斐(かい)みどりの恋」。浪曲では使わない音響や奇抜な演出を駆使した幸太独自の「〝超〟新作浪曲」シリーズの第3弾だ。 主人公の名前はボディービル界のレジェンド、カイ・グリーンにちなむなど遊び心満載で、ネタのためにボディービル大会に出場するほど鍛えたという幸太の肉体美にも注目だ。 続いて口演するのが、「昭和の格闘王」と呼ばれたプロレスラーの一代記「三条凡児」。町田が幸太に書き下ろした新作で、昨年から連続読みが始まった。 幸太は令和4年に町田の小説「パンク侍、斬られて候(そうろう)」を浪曲化して評価され、文化庁芸術祭賞新人賞や、大阪市の咲くやこの花賞などを受賞した期待の若手。だが、「一声聞いて『京山幸太の浪曲だな』と分かってもらえるところまではまだいっていない。古典はもちろん、創作面も自分の色を見つけて伸ばしていきます」と表情を引き締めた。 午後1時開演。問い合わせは公演事務局。(田中佐和)
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