八戸市立市民病院 “なぜ” 2年続けての全館停電 前年とは別の発電機の不具合が原因
青森朝日放送
2023年8月に続いて、2024年11月にも発生した八戸市立市民病院の全館停電についてです。 病院は、東北電力と自家発電機の2系統で運用していますが、前回同様に今回も「自家発電機の不具合」が原因であることが分かりました。 3日に臨時で開かれた八戸市議会建設企業協議会。 【八戸市立市民病院 保坂高弘事務局長】 「先週、当院において停電が発生した際には、多くの皆様にご迷惑とご心配をお掛けし大変申し訳ございませんでした」 八戸市立市民病院では、11月28日に全館で停電が発生し、復旧までおよそ2時間半かかりました。 原因は…。 【八戸市立市民病院 物流施設課 田中秀幸課長】 「平成9年、当院ができた当時に導入した発電機3基のうちの1基、去年の1基とはまた別の1基が不具合を起こして発電システムを止めたということまで分かっています」 八戸市立市民病院には元々3基の発電機があり、2012年に非常用の発電機を導入しています。 今回の停電は、前回とは異なる発電機の不具合が原因であることが分かりました。 また、全館で停電した理由は、事故の箇所が分からない状態で電気を流すと、火災などの二次災害が発生する恐れがあるため、保護機能により電気が止まったということです。 そこから問題のない箇所を段階的に稼働させ、現在は非常用を含む3台の発電機が稼働している状況です。 市は発電機内部の確認を行い、原因の究明を進めています。