「桃田さんの思いも背負って」バドミントン男子代表新エース・奈良岡功大、五輪で「メダルを」
日本バドミントン協会は21日、都内で会見し、パリ五輪代表に内定した男子シングルスの奈良岡功大、女子シングルスの山口ら12人を発表した。21年東京五輪では混合ダブルスのメダル1つに終わった雪辱を胸に全5種目で表彰台を狙う。 男子シングルスで初出場の奈良岡は「五輪の舞台にしっかり立ってメダルを取れたら一番いいかな」と同種目の五輪初のメダルに挑む。長いラリーで粘り勝つスタイルを武器に「自分でもびっくり」という飛躍を遂げた。昨年の世界選手権で銀メダルを獲得。昨年5月から今年4月まで行われた五輪レースでは、日本勢トップのランク5位。初の五輪は二人三脚で歩んできたコーチの父・浩さん(54)への「恩返し」の舞台にする。 今月、東京五輪代表で元世界王者の桃田賢斗(29)=NTT東日本=が日本代表を引退。22歳の新エースは「桃田さんの思いも、男子シングルスの思いを背負って頑張りたい」と覚悟をにじませた。(宮下 京香)
報知新聞社