インドの宗教儀式で将棋倒し 女性と子どもなど105人死亡
【閲覧注意】この動画には暴力シーンや残酷な場面が含まれます
ハトラス、インド、7月3日 (AP) ― インド北部ウッタル・プラデシュ州で7月2日、宗教行事の最中に女性と子どもを中心とした信徒数千人が重なり合うように転倒し、少なくとも105人が死亡、84人が重軽傷を負った。 地元メディアが報じたところによると、参加者はヒンズー教の儀式の後、暑さをしのぐために会場に張られたテントから、我先に出ようとして重なり合うように転倒したという。 地元メディアが当局の話として伝えたところによると、テントの中は暑さで酸欠状態だったといい、それが事故原因の可能性もあると指摘。 州都ラクナウから南西へ約350キロ離れたハトラス県の村で開催された行事が、過密状態だった可能性が高い。当初の報道では、5000人程度の受け入れ許可を得ていた行事に、3倍以上の1万5000人を超える信者が集まったとされていた。 インフラが粗末で、安全対策もほとんど施されていない狭い地域に、大勢の群衆が集まるインドの宗教的な祭りでは、死者が出るような将棋倒しが比較的よく起こる。 (日本語翻訳・編集 アフロ)