三重県警が注射器紛失 覚醒剤成分検出の証拠品
三重県警桑名署が証拠品として保管していた覚醒剤の成分が検出された注射器を紛失していたことが12日、県警への取材で分かった。県警は誤って廃棄した可能性も含めて、紛失の経緯を調べている。 県警によると、注射器は数年前に拾得物として桑名署に届けられた。鑑定で覚醒剤の成分が検出され、署の保管庫で管理していたという。証拠品のリストをもとに保管庫の中身を確認した際、注射器がなくなっていることが分かった。 薬物事件などの証拠品は鍵付きの保管庫で管理し、廃棄する際には管理責任者の署長の許可が必要となる。紛失した注射器について、署長の許可は出ていなかった。