落ちた小銭を探して…「運転席を前に出した状態で、アクセル強く踏んでしまった」大阪・千里中央駅 乗り上げたタクシー運転手が説明
きのう、大阪の千里中央駅前で暴走したタクシーの運転手が、「運転席を普段より前に出した状態で、アクセルを強く踏み込んでしまった」と話していることが、勤務先への取材でわかりました。 【写真を見る】バンパーは大破、歩道の柵が折れ曲がった現場の様子 警察などによりますと30日午後、大阪府豊中市の北大阪急行「千里中央駅」前で80代の男性が運転するタクシーが、フェンスにぶつかった後に歩道に乗り上げ、そのフェンスが通行中の30代の男性にぶつかりました。 歩行者の男性は腰と右脚の骨を折る重傷で、運転手の男性は頭を打つ軽傷です。
運転手の男性が勤務するタクシー会社によりますと、男性は「事故の直前、運転席の位置を普段より前に出した状態で、後部座席に落ちた小銭を探していた」と話しているということです。 そして、「席の位置を戻さないまま運転したところ、普段よりアクセルを強く踏み込んでしまい、スピードが出て広場に突っ込んだ」と説明しているということです。 警察は運転手の回復を待って、事故の詳しい状況を調べることにしています。