【兵庫県知事選】候補者の主張⑤会社経営・福本繁幸氏(58)「気軽に声をかけて“会える”知事に」
11月17日に投開票が行われる兵庫県知事選は、過去最多の7人の候補者が立候補し、県議会の不信任決議により失職した前知事に、国会議員・市長経験者ら6人の新人が挑む構図となりました。選挙戦は、前知事の3年間の県政への評価や、元幹部職員による告発文書問題への対応の是非が主な争点となっていますが、各候補者の街頭演説や記者会見での発言などをもとに、それぞれの候補が訴える主張や、争点に対する見解をまとめました。 【兵庫県知事選】候補者の主張⑥政治団体党首・立花孝志氏(57)「今回私自身の当選は考えていない」 この記事では、レコード会社経営・福本繁幸氏の主張・見解について紹介します。
■“パワハラ”などの告発文書問題への対応に対する見解
「県庁の皆さんは、心理的に追い詰められてきた。本当に大変だったと思う。新しい兵庫県政を作るために立候補した。これから先、この知事選で(県庁は)大きく変化していく。長が変われば、県は良くなる。今(知事選に)出ないと、この県政を変えるチャンスはない」
■前知事の3年間の県政に対する評価
「県庁の建て替えをきっちり行い、必要なところは耐震をする。環境がきっちりした状態で、公務員が地震があったときに県民のサポートをできる体制を作らないとダメ。将来的に建物の一部を取り壊して、県民が避難できる施設を作って、そこに集約させればいい」
■知事に当選したら進めたい施策など
「県民、職員のケアを徹底的に行うことを約束したい。これから先、高齢者と若者たちが協力し合って生きていく社会を作りたい。私が知事になったとしても、気楽に声をかけていただけるようにしたい。知事になった途端に『誰も会えない人』では意味がない」
■候補者の略歴
福本繁幸(ふくもと・しげゆき)58歳 ①無所属・新人 ②出身地:大阪府泉南市 ③経歴:1990年国立障害者リハビリテーションセンターあん摩マッサージ指圧鍼灸課程修了、レコード会社経営 ④首長・議員歴:なし ◇◇◇◇
11月17日投開票の兵庫知事選には、届け出順で、前参院議員の清水貴之氏(50)、前尼崎市長の稲村和美氏(52)、前兵庫県知事の斎藤元彦氏(47)、共産の推薦を受ける医師の大沢芳清氏(61)、会社経営の福本繁幸氏(58)、「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)、会社経営の木島洋嗣氏(49)の7人が立候補しています。 ※候補者の年齢は投票日時点