死への恐怖 修羅場と化した不動院 4歳で被爆した男性 命絶えるまで語り継ぐ 北海道
生まれ変わったマチの姿を目に焼き付けます。 (大村一夫さん)「あった、あった。(自宅は)爆心地からあまりにも近かった。改めてこんなに近かったとは」
(大村一夫さん)「電車が満員だったんですよ。爆心地ですから、いきなり焼かれて、中に黒い塊があると思ったら全部人なんですよね。そのまま焼き殺されてしまった」 (大村一夫さん)「(避難先の寮に)集まってくるおばさんたちが、けがもなく何でもなかった人たち、ここにたどりついて助かったと思っている人たちが、『私最近こうなんです』と、櫛を入れたら髪がボソッと抜ける。『私も』と抜ける人がいる。そして何日間でそのおばさんたちは坊主頭になって、姿が見えないなと思ったら次々亡くなっていきました」
(大村一夫さん)「私はさらに語り継ぐことを一生懸命やらないとだめだと。戦争は関係ないという気持ちにならない皆さんになっていただきたいというのが、私の最大の願いです」 (小学6年生)「画像で見たりするだけではわからないことがいっぱいあると思うので、そういうところも自分の頭の中に入れておきたい」 (小学6年生)「戦争は人を殺し合ったり、亡くなったりするから嫌だなと思いました」 (小学6年生)「自分が子どもできたときにしっかり戦争はいけない、こういうことだから戦争はだめだと語り継いでいきたい」 命絶えるまで語り継ぐー。 戦後79年、広島の原爆を経験した語り部の決意です。