ヒョンデの新型EV「コナ」がカーシェアリングのエニカで登場。まずは東京・大阪・愛知から順次展開
発売されたばかりのコンパクトEVがカーシェア可能に
2023年12月8日、ヒョンデモビリティジャパン(Hyundai Mobility Japan)は、EVのコナ(KONA)をカーシェアリングサービス「エニカ」で提供することを発表した。 【写真】ヒョンデ コナの内外装を詳しく見る IONIQ 5に続いてヒョンデが投入したふたつ目のEV「コナ(KONA)」は、2023年11月1日から販売をスタート。コンパクトなBセグメントSUVでありながら、64.8kWhという大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載して625kmの長い航続距離を実現している。それでいながら車両価格は約450万円(いずれもヴォヤージ)と、比較的低価格に設定されていることもあって、話題となったモデルである。 このコナが、カーシェアリングサービス「エニカ」(運営:DeNA SOMPO Mobility)のラインナップに登場し、2023年12月8日から運用が開始された。まずは秋葉原UDXパーキングと新宿サブナード、パシフィコ横浜の3カ所での運用となるが、その後、東京、大阪、愛知といった大都市圏で順次拡大していくという。 2022年にIONIQ 5の日本での展開を開始して以来、ヒョンデはエニカと業務提携を結んでレンタカー型のカーシェアを展開しているが、これにはEVを体験してほしいという思いがあるようだ。というのも、IONIQ 5購入者のうち1割はエニカのカーシェアで体験した人だといい、希望者には購入に向けてのアプローチを行うといった活動をしているのだ。オンライン販売のみで展開しているヒョンデにとって、実際にクルマを体感してもらうことは有効なPRになっていると言えそうだ。 エニカとの協業についてヒョンデの松本知之 氏(乗用車事業室ディレクター)は、「誰でも気軽にカーシェアできるプラットフォームであるエニカは、ヒョンデが思い描く『テクノロジーによってサステナブルなモビリティ社会を実現する』というビジョンと合致しています」と語っている。 【主要諸元 ヒョンデ コナ ヴォヤージ】 ・全長×全幅×全高:4355×1825×1590mm ・ホイールベース:2660mm ・車両重量:1730kg ・モーター:交流同期電動機 ・最高出力:150kW(204ps)/5800-9000rpm ・最大トルク:255Nm/0-5600rpm ・バッテリー総電力量:64.8kWh ・WLTCモード航続距離:625km ・駆動方式:2WD ・タイヤサイズ:215/60R17 ・車両価格(税込):452万1000円