天皇杯決勝から先発総入れ替えの神戸、決勝点を挙げたのは佐々木大樹!「悔しい気持ちをACLで」「みんな出し切って勝ち取った」
タイムアップの瞬間、大の字に倒れ込む
11月26日に開催されたアジア・チャンピオンズリーグエリートのリーグステージ第5節で、3勝1分で首位のヴィッセル神戸は、1分3敗で12チーム中11位のセントラルコースト・マリナーズとホームで対戦。3-2で接戦を制し、首位の座をキープした。 【動画】打てば何かが起こる!佐々木大樹の鮮烈決勝弾 神戸は40分にFKから菊池流帆がヘッドで叩き込み、先制に成功。さらに59分には広瀬陸斗が絶妙なクロスでオウンゴールを誘い、リードを2点に広げる。 しかし、64分に今度はキャプテンの山口蛍がオウンゴールしてしまうと、74分にはベイリー・ブラントマンに被弾。同点に追いつかれてしまうも、81分に佐々木大樹がチームを救う。 25歳のアタッカーはやや距離のある位置から、思い切りよく右足を一閃。強烈なシュートは、18歳の守護神ディラン・ペライッチカレンの手を弾き、ネットを揺らした。 タイムアップの瞬間、大の字に倒れ込んだ佐々木は、試合後のインタビューで「本当に自分の持てる力を全て...毎試合意識しているけど、今日は本当に出し切った」と息を切らしながら語った。 ゴールシーンは「『距離感を大事にしよう』と話していたので。その結果、僕がフリーになれて、本当に思い切って打った結果がゴールで良かった」と手応えを示した。 ガンバ大阪を1-0で下した3日前の天皇杯決勝から、先発を大幅に変更。大迫勇也、武藤嘉紀、酒井高徳らはベンチ外となった。佐々木自身もその大一番でベンチスタートとなったなか、「出れてないメンバーもいたし、『悔しい気持ちをACLでぶつける』と試合前からみんなで言っていたので、みんな出し切って勝ち取った勝利」とチーム一丸を強調した。 神戸は勢いそのままに、残り2節で首位のJ1でも勝利を重ね、連覇を果たせるか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部