介護給付費支給ミス、5年間で2908万円 職員2人を懲戒処分 日置市
鹿児島県日置市は4日、障害福祉サービス事業所への介護給付費支給ミスを受け、法令順守や注意義務の違反があったとして東市来支所の参事補兼係長(52)と教育委員会の主幹(58)を減給1カ月(10分の1)の懲戒処分にした。 ネット上のイラスト「無料と誤認」 日置市、広報チラシに無断使用 著作権者が指摘、1年分の使用料20万円支払いへ
市によると、参事補は本庁福祉課に勤務していた2018~20年度に事務処理要領などの確認を怠り、報酬改定の際は適切に事務処理せず、誤った支給決定をした。同課に勤務していた主幹は21、22年度に同様の誤った支給決定をした。 支給ミスは23年度までの5年間で2908万円。過少給付16人1773万円、過払い6人1135万円だった。24年度一般会計補正予算案に過少給付の負担金や、過払いのうち市分を除いた国や県への返納金など2624万円を盛り込んだ。 当時の福祉課長2人、同係長は訓告処分とし、11人を厳重注意などとした。永山由高市長は「信頼を損ねたことを深くおわびする。再発防止に取り組む」とコメントした。
南日本新聞 | 鹿児島
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