伊藤沙莉、小説『風のマジム』映画化で主演 沖縄舞台の「優しいサクセスストーリーです」
芳賀薫氏が映画初監督に挑む
作家の原田マハ氏による原作小説『風のマジム』の映画化が決定し、2025年夏、コギトワークスの製作・配給で公開されることが14日に発表された。併せて、俳優の伊藤沙莉が主演を務めることが分かった。 【写真】透け感のある上品なワンピで登場 伊藤沙莉の全身ショット まだ沖縄のサトウキビでラム酒が作られていなかった平成の頃、「地元沖縄のサトウキビからラム酒を作りたい」と思い立ち、社内のベンチャーコンクールを活用してビジネスを立ち上げた金城祐子氏をモデルに、原田氏が書き上げた『風のマジム』。なんの取り柄もない契約社員の主人公・伊波まじむが、沖縄産ラム酒誕生のために奮闘し、周囲の人々を巻き込みながら家族に支えられつつ夢を実現するサクセスストーリーだ。 伊波まじむ役は、社会現象を起こしたNHK連続テレビ小説『虎に翼』で主人公の佐田寅子を熱演した伊藤。監督は、本作が映画初監督ながら、広告やショートフィルムで非凡な才能を発揮し続け常に新たなチャレンジを試みる芳賀薫氏が務める。年内にクランクイン後、来夏の公開を目指して製作されるという。 3人のコメント以下の通り。 ○伊藤沙莉 「何故だか懐かしさを感じるようなあたたかいお話だと思いました。出会いや発見や人の思いを通してじんわりと成長していく。優しいサクセスストーリーです。方言や土地に触れて撮影するのが今からとても楽しみです」 ○監督:芳賀薫 「主人公の成長と家族や周りの人の心の変化を丁寧に描くまっすぐなストーリーだからこそ、記憶に残るような美しい映像で、映画館で観るべき作品にしたいと思っています。恋人や家族と観たあとで、お互いを大切に思えるような素敵な映画、期待していてください」 ○原作者:原田マハ 「本作を書いている間中、行間からいい風が吹いてきたことを覚えています。伊藤沙莉さん演じるまじむが、今度はスクリーンの中からきっといい風を送ってくれるはずです。その風に吹かれることを、今から楽しみにしています」
ENCOUNT編集部