【水原一平被告】司法取引の『合意文書』読み解くと見える"量刑レベル25"...国際弁護士に聞く「プリズンコンサルタント」とは?さらに早くもドラマ化の動きも?
さらに、もし禁錮刑となった場合のその後について、村尾弁護士が教えてくれたのは「プリズンコンサルタント」という存在。刑務所の中での暴力などから身を守るためのアドバイスをしてくれるのがプリズンコンサルタントで、護身術や刑務所内の社会での振る舞いなどについて教えてくれ、受刑者が希望すれば自費で雇うことができるということです。
早くも『ドラマ化』の動き?
こうした状況の中で、海外の複数メディアによりますと、大谷選手と水原被告について、アメリカの映像プロダクション「ライオンズゲート」がテレビドラマ化に向けて動いているといいます。
世界のエンタメ業界に詳しい放送プロデューサーであるデーブ・スペクターさんに話を聞きました。 (デーブ・スペクターさん)「こんなに早く制作発表するというのはかなりびっくりしました。ややこしいのは水原一平被告、すなわち犯罪を実際に犯した人が(著作権など)収益を得てはいけないことになっているんです。場合によってはこのようなことが起きたら、被害者が『ドラマ化でお金もらうんだったら、その金くれよ、返してよ』ということになるから、被害者たちに回す・返すというやり方もあるんです。(Qアメリカでは犯罪が絡むスキャンダルのドラマ化・映画化の流れは多い?)今、ほとんどと言ってもいいくらい、ありとあらゆる起きた事件は映画化やテレビ化されています」
デーブさんによりますと、世界的にエンターテインメント業界では実話を基にした話が人気で、様々なプロダクションが取り合いをしていた可能性もあるということです。その中で、今回の事件の結末がわからなくとも権利だけ抑えておこう、ということで動き出したのではないかといいます。ドジャースの本拠地ロサンゼルスにはハリウッドもあり、話は進みやすいのではないか、ともデーブさんは分析していて、今後が注目されます。 (2024年5月10日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)