撮影に応じる（左から）ケビン・ペラーザ、アリサ・トルー、赤間凛音、白井空良、ナイジャ・ヒューストン＝千葉市の幕張メッセ（甘利慈撮影）

世界的に人気の高いストリート系の国際競技会「Xゲームズ」千葉大会（20～22日）の前日会見が19日、会場の千葉市・幕張メッセで行われ、パリ五輪のスケートボード女子ストリートで銀メダルを獲得した赤間凛音（15）は「これまでXゲームズで金メダルを取れていないので、自分らしいスタイルを出して優勝できたら」と意欲を示した。 2023年世界選手権の男子ストリート覇者でパリ五輪4位の白井空良（22）＝ムラサキスポーツ＝も、3度目の千葉大会出場で「日本での大会はすごい楽しみ。今回こそ優勝できるように頑張る」と自然体で話した。 大会は3回目。過去2回はZOZOマリンスタジアムで開催され、雨にたたられることが多かった。今回はインドアの展示場にかわり、大会組織委員会会長でもある神谷俊一千葉市長は「選手、観客が天候にかかわらず競技に集中できる環境を作れた」と胸を張った。 会見には赤間、白井のほか、パリ五輪女子パークの金メダリストで母が日本人のアリサ・トルー（14）＝オーストラリア、スケートボード界の世界的スターでパリ五輪男子ストリート銅メダルのナイジャ・ヒューストン（29）＝米国＝らが出席。パリ五輪女子ストリート金メダルの吉沢恋（14）＝ACT SB STORE＝も出席が予定されていたが、主催者側の連絡不手際で欠席となった。 「日本に戻ってこられてうれしい」と話したトルーは「いくつか難しいランもメークしたい」と意欲的。父方の祖母が日本人のヒューストンは「日本大会で一番素晴らしいのはファンだ。応援を聞くと自分ももっと頑張ろうと思う」と大会の雰囲気に期待を示した。