西武・渡辺久信監督代行「序盤にうまく攻めきれない」 交流戦6試合で5回までにわずか1得点
◆日本生命セ・パ交流戦 西武1―7巨人(2日、ベルーナドーム) 西武の先発ボー・タカハシが根比べの末に力尽きた。0―0の5回2死二塁での立岡宗一郎の左前適時打を皮切りに、4連打を浴びて3失点。「立岡選手には良いコースに投げたが、うまくヒットにされてしまった。後続に対してコースが甘くなって連打を浴びた点は反省点」と悔やんだ。 ■スタンド最前列ファンの顔が!佐藤龍の衝撃の超美技【写真】 渡辺久信監督代行はボーについて「状態自体は悪くなかった」。一方で懸念するのが、指揮を執り始めてからの交流戦6試合で5回までに1点しか取れていない打線だ。先頭の岸潤一郎が左前打で出塁した3回、続く炭谷銀仁朗がバスターエンドランを仕掛けて二塁に走者を進めたが、後続が巨人エース菅野智之に封じられた。 対戦機会の少ないセ・リーグの投手相手に後手後手に回っている印象で、渡辺監督代行は「仕掛けが遅いというか、序盤にうまく攻めきれない試合が続いている。より攻撃的、積極的に。狙い球を絞ってほしい」と指摘。打線の組み替えも示唆した。12球団最少の128得点にとどまる打力の課題が、指揮官が代わってもつきまとっている。(末継智章)
西日本新聞社