「息子と遊べなくなった」治療薬のはずが...減量効果で人気が出た“オゼンピック”。使用を告白したセレブ3人
活性成分セマグルチドを配合する注射薬の「オゼンピック(Ozempic)」は、劇的な体重減少効果がSNSで話題になり、多くのセレブも服用していることで一躍有名になった。厳密には、アメリカではオゼンピックは2型糖尿病患者の血糖値をコントロールする注射薬としてのみFDA(米食品医薬品局)の承認を受けているが、減量効果で人気が出た。同じくダイエット効果のある薬「ウゴービ」は肥満症治療薬として承認されており、ともに何ヶ月も品切れ状態に陥った。 【写真】実はオプラ・ウィンフリーも! オゼンピックや減量薬使用し、激ヤセした15人のセレブたち メイヨー・クリニックによると、どちらの薬も、糖分がエネルギーとして使われるように細胞に届けるホルモン、インスリンを増やすグルカゴン様ペプチド(GL P)ー1というタンパク質を体内で模倣することで作動する。また、食べたものが消化管を通る速度を遅くし、満腹感が長く持続するようにするという。 良くも悪くも、ブームとなったオゼンピックやそのほかのダイエット薬を試し、その効果や経験について語ったセレブ3名がこちら。
エイミー・シューマー
アメリカのコメディアン&俳優のエイミー・シューマーは、オゼンピックを試したところ、不快な副作用があったので長くは続けなかったという。「気分が悪くなり、息子と遊ぶことができなかった。すごく痩せて、息子が私に向かってボールを投げても、私は投げられなかった」と2023年6月、TVのトーク番組『Watch What Happens Live with Andy Cohen』で明かした。 エイミーはまた、他のセレブもオゼンピックを使ったとハッキリ言うように呼びかけた。 「みんな『ちょっとだけね』とか嘘を言っている。オゼンピックかそれ同様の薬、あるいは整形を受けた。この3つのどれかをやってるのに、うやむやにするのは本当によくない」
アンソニー・アンダーソン
シットコムシリーズ『ブラキッシュ』の俳優で、コメディアンのアンソニーは『People』誌に、2型糖尿病を患っていることを明かした。そのうえで、人々が体重を減らす目的でオゼンピックを使う「トレンドが終わることを願っている」と述べた。 「そのせいで薬不足が起こって、痩せるためではなく健康のために必要としている人たちが困っているんだ」
エミリー・シンプソン
リアリティ番組『The Real Housewives of Orange County』のキャストのエミリーは2023年6月、『Jeff Lewis Live』に出演し、オゼンピックを「12月に1ヶ月間使った」と明かした。それによって「食べるものにもっと注意するようになったので、とてもいいスタートだった」という。 5~7ポンド(約2.3~約3.2kg)痩せたが、気分がよくなかったので使用を止めた。「無気力になり、エネルギーがなくなって、3人の子どもがいるのにキツかった」のが理由だ。
Harper's BAZAAR JP