人が死にまくりの実写化映画 R指定作品で殺されるだけのキャラが「豪華すぎ」
初々しさ残る俳優の演技にも注目したい
復讐劇やデスゲームを描いた作品は、誰が死亡するか分からないスリリングな展開も魅力です。なかには、今観ると意外にも豪華キャストが惨劇に巻き込まれていたり、凄惨な死を遂げたりしていた作品もありました。 【画像】え…っ?「人間の身体ってそんな風になるんだ」 こちらが衝撃だらけの「R指定」マンガ実写化映画です(8枚) ●『神さまの言うとおり』 2014年に公開された『神さまの言うとおり』(原作:金城宗幸/作画:藤村緋二)は、突如現れた謎の「ダルマ」による理不尽なゲームに巻き込まれた高校生たちが、命を賭けて闘う物語です。 序盤からゲームに負けた生徒の頭が次々と吹き飛ぶなど、赤いビー玉を使った血しぶきの演出で残酷なシーンを表現しています。巨大な招き猫やこけしにおもちゃのように扱われ、身体を叩きつけられたり、股を裂かれたりするグロテスクな描写も多く「トラウマになった」という感想も多い作品です。 主人公「高畑瞬」を演じた福士蒼汰さんをはじめ、ゲームに乗じて殺人を犯す不良「天谷武」役の神木隆之介さん、序盤で凄惨な死を遂げる生徒役にも染谷将太さんや村上虹郎さん、萩原みのりさん(現在は引退)などの人気俳優が起用されており、「気が付かなかった……こんな役を演じていたとは驚いた」「短い登場シーンでも心を持っていかれた」といった声があがっています。 ●『隣人13号』 2005年に公開された『隣人13号』(原作:井上三太)は、過去にひどいイジメを受けた青年「村崎十三(演:小栗旬)」が凶暴な別人格「13号(演:中村獅童)」を宿し、主犯格「赤井トール(演:新井浩文)」に復讐するサイコサスペンスです。10年後に赤井と再会したことで、13号は凶暴性を増し、無関係な人びとまで巻き込みながら赤井に迫っていきます。 内気な青年の十三が突然豹変し、人を襲う13号に切り替わる演出は、小栗さんと中村さんが2人一役で緊迫感たっぷりに表現されました。特に13号による殺人シーンは、執拗に相手を殴り続け、血が飛び散り内臓が露わになるなど、視聴には覚悟が必要な描写が満載です。映画やドラマで幅広い役を演じてきた小栗さんの初々しい演技、視聴者を震撼させる中村さんの怪演、新井さんの振り切れたクズ役の演技など、多くの見どころが詰まった作品です。 ●『Another アナザー』 綾辻行人先生の人気小説で、アニメ化を経て2012年に実写映画が公開された『Another アナザー』は、地方都市の学校に転校した「榊原恒一(演:山崎賢人)」が、美少女「見崎鳴(演:橋本愛)」と出会い、彼女を「いないもの」として扱うクラスメイトたちを中心に、死の連鎖が描かれるホラーミステリーです。 3年3組の「呪い」によって、傘の先端が突き刺さる、エレベーター内で割れた鏡が額に突き刺さる、といった事故など生徒やその関係者が次々と変死します。 主人公を演じた山崎さんは、当時はまだあどけなさの残る雰囲気で、無自覚に呪いに巻き込まれていく高校生を熱演しました。今や「キングダム」シリーズや『ゴールデンカムイ』など多くの実写映画で主演を務める山崎さんを「この作品で初めて知った」という人も多く、視聴者にインパクトを残す作品となりました。 ※山崎賢人の「崎」は「たつさき」
LUIS FIELD