『地面師たち』豊川悦司が 史上最強に狂ってて最高に色っぽい!小池栄子も「恐怖を感じた」演技力
こんにちは、ドラマウォッチャーのMです。愚痴っても仕方ないのですが、殺人級の暑い夏ですね……! 【画像】史上最強に狂ってて最高に色っぽい豊川悦司 ただでさえインドア人間は、この暑さでますますインドアに拍車がかかり、ドラマや映画ばかり見ています。 夏ドラマは、個人的に好みの作品も色々あるのですが、全体的には若い男子が多い印象。おじさん俳優はクセ強な役の人が目につきます。そこで今回も、注目したいおじキャラと、演じる俳優たちを3名厳選してご紹介します。 ちなみに、このコーナーでは“おじさん俳優”を、40歳以上と定義してます。
◆『地面師たち』の豊川悦司
トヨエツ史上最強に狂ってて最高に色っぽい! Netflixで7月25日から配信がスタートされた途端、異様なほどに話題を呼び、各方面で絶賛されているNetflixシリーズ『地面師たち』。 新庄 耕氏の同名の小説を実写化したドラマですが、地面師という一般にはなじみの薄い、土地にまつわる大型詐欺グループの手口を詳細に描き、キャストたちの鬼気迫る演技、実在の詐欺事件をベースにしているというリアル感などなどが渾然一体となって、とんでもなく面白い作品に仕上がっています。 詐欺グループのキャストは(以下全員敬称略)、リーダー・豊川悦司、交渉役・綾野 剛、同じく交渉や仲介役・ピエール瀧、地主の替え玉を探す手配師・小池栄子、物件や家主の情報を事前にリサーチする情報屋・北村一輝と、『アウトレイジ』以来かというような全員悪顔勢揃いといった顔ぶれ。 詐欺のターゲットにされる哀れなデベロッパーたち、駿河太郎、山本耕史も、枯れきった刑事を演じたリリー・フランキーも素晴らしかったので、このドラマ1本でおじさん俳優コーナーを数回くらいできそうな、個人的に豪華なキャスティングです。 ですが! やはりまず注目したいのは豊川悦司さん! 彼が演じた地面師グループのリーダー・ハリソン山中は、ファッションはスタイリッシュ、普段は敬語で穏やかに話し、狩猟や高級ウイスキーを好むという、身長も高い豊川悦司だからこそキマるカッコイイキャラクター。 悪役だとわかってはいても、魅かれる人はたくさんいるはず。 なのですが、この人、豊川悦司が演じた役の中でも1、2を争う狂いっぷりだと思います。 100億円規模の詐欺を計画してはいるけれど、ハリソンが求めているのはすでにお金ではなく(初めはお金も目的だったのかもしれませんが)、その詐欺が成功するかどうかの刹那的なスリルのよう。 また人が死ぬ瞬間や、絶望した瞬間の顔を見たがるという嗜好があり、詐欺を行った後に人を使って関係者を躊躇なく殺すこともあるのですが、その際もカメラを回していて死ぬ瞬間を見るし(自分が現場にいなくても)、録画してもいる。かなり猟奇的な人間と言えると思います。