今年初重賞Vを果たした永島まなみ、相棒スリールミニョンと来年さらなる飛躍へ【競馬】
◇中央競馬記者コラム「ターフビジョン」 今年も残すところあと8日。少しでも回収率を上げられるようにと予想をしてきたが、なかなか胸を張れる結果とはならなかった。来年に向けて少しでも弾みをつけるためにホープフルSはしっかり的中で締めくくりたい。 新たな年を前に来年こそはと思いを新たにする人は多いだろう。4年目の永島まなみ騎手(22)=栗東・高橋康=もその一人だ。今年は6月のマーメイドSでアリスヴェリテ(牝4歳、栗東・中竹)に騎乗し、10度目の重賞挑戦で初勝利をつかむとJRA通算100勝も達成した。 そんな今年を振り返って永島は「重賞を勝たせていただいたり(JRA通算)100勝させていただたいたりと私の中では充実した1年を過ごさせていただきました」としながらも「昨年より勝利数が減っていますし、そういった部分をさらに頑張らないといけないです」と気を引き締めた。 来年の目標については「今年以上です」と即答。それを達成するだけの手応えも感じている。今月の阪神ジュベナイルFでは2度目のG1騎乗。自身が名付け親でもあるスリールミニョンとのコンビで5着と掲示板を確保した。「重賞を勝てるチャンスが近いのはスリールミニョンですし、もっと上を目指さないといけないと思うきっかけをたくさん作ってくれました。スリールミニョンと大きい舞台を取りたいと思っています」と目を輝かせる。もちろん、今年の競馬は最後まで全力投球だが、経験を確実に生かし、さらなる飛躍へ決意を新たにしている。 (東佑介)
中日スポーツ