実話がモデル。『モンスターズ: メネンデス兄弟の物語』のキャストと実際の人物を比較
実際のエリック・メネンデス
弟のエリック・メネンデスは現在53歳で、兄のライルとともに両親を殺害した。 兄弟はサンディエゴの同じ刑務所に収監されているが、どちらも服役中に結婚し、収監に対する控訴を続けている。
ハビエル・バルデム(ホセ・メネンデス役)
現在55歳のハビエル・バルデムは、1989年に息子たちに殺害されたホセ・メネンデス役を演じている。ハビエルは、映画『007 スカイフォール』から『ノーカントリー』まで、数々の作品に出演し、長年にわたって映画界で活躍している。 ハビエルは『バラエティ』誌の取材に対し、このドラマではトラウマの影響と、それに対処できなかった事例をテーマにしていると話した。 「(このドラマは)トラウマの影響について描いています。トラウマが適切に対処され癒されない限り、後の世代に、甚大で恐ろしく劇的な影響を与えることになります」
実際のホセ・メネンデス
ホセ・メネンデスは1944年にキューバで生まれ、10代で渡米し、南イリノイ大学在学中に妻のキティと出会った。 ホセはRCAレコードの重役を経て、45歳で亡くなるまでライブ・エンターテインメントのCEOを務めるなど、キャリアの中でいくつかの要職を経験した。
クロエ・セヴィニー(キティ・メネンデス役)
映画界のアイコンであるクロエ・セヴィニーは、ライルとエリックの母親キティ・メネンデス役を演じた。クロエは『アメリカン・サイコ』や『ゾディアック』など数多くの映画に出演し、その名を轟かせてきた。
キティ・メネンデス
メアリー・ルイーズ・”キティ”・アンダーセンは、大学在学中にホセ・メネンデスと出会った。2人はニューヨークへ移住し、1963年に結婚。1968年に長男のライルが生まれると、すぐにニュージャージーへ引っ越し、キティは教師の仕事から離れた。2年後の1970年には、次男のエリックが誕生する。子どもたちに殺害されたとき、キティは47歳だった。
ネイサン・レイン(ドミニク・ダン役)
現在68歳のネイサン・レインは、『ヴァニティ・フェア』誌の記者であるドミニク・ダン役を演じた。ドミニクは、裁判中にメネンデス兄弟の事件を世間に広める上で重要な役割を果たした。 ネイサンは、『マーダーズ・イン・ビルディング』から『ライオン・キング』まで、数十年にわたってさまざまな作品に出演している。
実際のドミニク・ダン
作家、ジャーナリスト、プロデューサーであるドミニク・ダンは、映画界でキャリアをスタートさせ、映画『真夜中のパーティー』『哀しみの街かど』のプロデューサーとして最もよく知られている。 自身の娘が22歳で元交際相手に殺害されたことをきっかけに、犯人の裁判傍聴記を執筆するなど、犯罪専門の作家に転身。その後、メネンデス兄弟の裁判に関する記事も執筆した。