男性経営者から“性被害” カンボジア国籍の技能実習生、損害賠償求め提訴 栃木
日テレNEWS NNN
栃木県のイチゴ農園の男性経営者から繰り返し性的暴行を受け妊娠し中絶させられたなどとして、技能実習生のカンボジア国籍の女性が男性に損害賠償などを求め提訴しました。 訴状によりますと、カンボジア国籍の20代の女性3人は、2022年から栃木県内のイチゴ農園で技能実習生として働いていましたが、農園の男性経営者から繰り返し性被害を受けたということです。 3人のうち1人は、「ダメと言うなら帰国させる」などと脅され、連日のように性的暴行を受け妊娠させられたうえ、十分な説明もなく同意書へのサインを求められ、人工妊娠中絶をさせられたということです。 女性3人は翌年4月になって、岐阜一般労働組合に助けを求め、保護されたということです。 3人は、同意のない性加害により精神的な苦痛を受けたなどとして、男性経営者に対し、あわせておよそ9200万円の損害賠償などを求めて、16日、東京地裁に提訴しました。