【オーストラリア】レクサスの“小さな高級スポーツカー”「LBX MORIZO RR」発表! パワフルなターボエンジン×8AT搭載! “RR”バッジ輝く「新モデル」登場
LBXは次世代ハイブリッド・コンパクトSUV
「LBX」は、レクサスの次世代を担うコンパクトSUVとして、2023年6月に世界初公開され、日本市場では2023年11月に発売されました。 【画像】超カッコイイ! レクサスの新型「小さな“高級”スポーツカー」を画像で見る(77枚) LBXのボディサイズは、全長4190mm×全幅1825mm×全高1545mmの5人乗りで、そのスタイルは都市型SUVの機能性を洗練されたデザインと融合したスタイリッシュでスポーティーな印象となっています。 また、低重心でダイナミックなシルエットと、精巧なスピンドルグリルが特徴となっています。
パワートレインは、最高出力91PS・最大トルク120Nmを発生する直列3気筒1.5リッターガソリンエンジンに同94PS・185Nmを発生するモーターを組み合わせるハイブリッドで、駆動方式は2WD(前輪駆動)と後輪を同6PS・52Nmを発生するモーターで駆動する「E-Four」4WDをラインナップしています。
ハイパフォーマンスモデル「MORIZO RR」は304PSのターボエンジン搭載
LBXのデビュー当時は、ハイブリッド専用モデルかと思われましたが、2024年1月開催の東京オートサロンで、GRカローラやGRヤリスに搭載される最高出力304PSを発生する直列3気筒1.6リッターインタークーラーターボエンジンと搭載したハイパフォーマンスモデル「MORIZO RR(以下、モリゾウRR)」が出展、同年7月に日本市場で発売されました。 2024年12月12日(現地時間)、トヨタオーストラリア法人はモリゾウRRを2025年上半期に発売することを発表しました。
モリゾウとは、トヨタ会長の豊田章男氏の別名で、現在は“マスタードライバーのモリゾウ”と紹介されることがあります。 その由来は、豊田章男氏の社長就任前2007年からの数年間、ドイツのニュルブルクリンクでマスタードライバーの故成瀬弘氏の下で運転訓練を受け、その後に開催される24時間レースに参加しようとするも、当時のトヨタ社内でレース参加への理解が得られず、トヨタの名を伏せかつ“豊田章男”氏の名も伏せて参戦するしかなくなり、ドライバー名その時期に愛知県で開催されていた万博「愛・地球博」のマスコットキャラクターのひとつ「モリゾー」にちなんで名乗って参戦したことから始まるそうです。 トヨタ、レクサス両ブランド含めて、モデル名にモリゾウの名を冠することは、LBXが初となります。 豊田章男氏も開発に加わり「LEXUSらしい上質な走りと洗練されたデザインはそのままに、クルマとの対話を楽しみ、思わず笑みがあふれ、非日常の高揚感を味わえるハイパフォーマンスモデルとして開発(日本市場発売時の発表から抜粋)」したと伝えられました。 また、「自身が開発に携わったお気に入りのクルマ、つまり個人のガレージに置いておきたいクルマに付けた車名(オーストラリア市場発売時の発表から抜粋)」とも伝えられました。 オーストラリアで販売されるモリゾウRRの基本的な仕様は日本仕様と同じですが、日本仕様で選択可能な6速MTがなく、8速ATのみとなっていることが異なります。 また、日本仕様で選択可能なカスタマイズグレード「Bespoke Build(ビスポークビルド)」が設定されず、モノグレードの販売となっています。 また、エンジンのスペックが少し異なり、オーストラリア仕様では最高出力280PS・最大トルク390Nmと日本仕様より低い数値になっています。 足回りでは、フロントに356mm×28mmのツーピースベンチレーテッドディスクとアルミニウムモノブロック4ピストンキャリパー、リアにフローティングシングルピストンキャリパーと281mm×12mmのソリッドディスクを組み合わせたブレーキシステムを採用し、ホイールは日本仕様に設定されない専用19インチアルミホイールが採用されています。 オーストラリア仕様の車両価格は、7万6940オーストラリアドル(1オーストラリアドル=98円の為替レートで約750万円)、ツートンカラーモデルは1750オーストラリアドル高(同約17万円)となっています。ちなみに日本仕様の価格は、650万円から720万円となっています。
佐藤 亨