【MLB】巨人・菅野智之が海外FA権行使でメジャー挑戦か 「ESPN」が報じる 20年オフは移籍成立せず
日本時間10月5日、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者は菅野智之(巨人)が今季終了後に海外FA権を行使してメジャー移籍を目指す意向であることを報じた。現在34歳の菅野は2020年オフにポスティング制度によるメジャー移籍を目指したが、今回は海外FA権の行使によるメジャー移籍を目指す予定だという。米公式サイト「MLB.com」のデービッド・アドラー記者は「10年以上にわたってプロ野球で活躍した読売ジャイアンツのエース・菅野智之が2025年、ついにメジャーにやってくることになりそうだ」と伝えている。 巨人・菅野智之が海外FA権行使でメジャー挑戦か 巨人の絶対的エースとして活躍してきた菅野は2021年以降、3年連続で防御率3点台とパフォーマンスを落としていたが、プロ12年目となった今季は見事に復活。24試合に登板して15勝3敗、防御率1.67という好成績を残し、勝利数はリーグ1位、防御率はリーグ2位にランクインしている。ただし、投球イニングとほぼ同数の三振を奪っていた全盛期に比べると、今季は156回2/3で111奪三振と奪三振率は大きく低下しており、少なくとも数字上からは本格派から技巧派へのモデルチェンジが成功したという印象を受ける。この奪三振率の低下がメジャー各球団からの評価にどのような影響を与えるかは未知数だ。 今オフのFA市場ではコービン・バーンズ(オリオールズ)とマックス・フリード(ブレーブス)が有力な先発投手の筆頭に挙げられており、オプトアウトの権利を行使すれば、ブレイク・スネル(ジャイアンツ)もここに加わることになる。菅野が海外FA権を行使すれば、バーンズら大物先発投手の獲得を逃した球団や、そもそも大物獲得を狙わず、ある程度の実績を持ったベテラン投手の獲得を目指す球団が菅野をターゲットにすることになりそうだ。4年前に実現しなかったメジャー移籍がついに実現するのか、今後の動向が注目される。