もう見たくない…。マンUで嫌われすぎた選手(6)「なにもかもひどかった」。マンチェスターを嫌ったテクニシャン
そのクラブに全てを捧げて、引退後もサポーターから熱烈な支持を受けるレジェンドと呼ばれる選手もいれば、移籍、給与、言動などが原因でサポーターから歓迎をされない「嫌われた選手」もいる。今回は、様々な理由からマンチェスター・ユナイテッドで嫌われた選手を紹介する。
FW:アンヘル・ディ・マリア(ベンフィカ) 生年月日:1988年2月14日 マンチェスター・ユナイテッド通算成績:32試合4得点12アシスト 2014年夏、ルイス・ファン・ハール監督を招へいしたマンチェスター・ユナイテッドは、補強の目玉として、レアル・マドリードから7500万ユーロ(約105億円)の移籍金でアンヘル・ディ・マリアを獲得した。 ディ・マリアは当時、2013/14シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたばかり。その後、ドイツワールドカップを戦い抜き、すぐにユナイテッドに移籍している。 ディ・マリアは、夏の疲労を感じさせず、プレミアリーグでもすぐに能力の高さを示した。第8節までに3得点4アシストを記録し、見事なスタートを切っている。 しかし、その後は突如ブレーキがかかり、全くゴールが決まらなくなった。シーズン終盤はベンチ入りメンバーからも外れ、1年でパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍している。 ディ・マリアはのちにアルゼンチンメディア『TyCスポーツ』のインタビューで、「ファン・ハールは最悪の監督だった」と話しており、監督との関係がうまくいかなかったことを認めている。ユナイテッド時代に自宅で強盗未遂騒動があるなど、私生活でも難しい状況で、ディ・マリアの妻も、当時は「なにもかもひどかった」と嘆いていた。 疲労や監督との関係、プライベートの問題など、ディ・マリアには同情の余地があるとしても、マンチェスターに良いイメージを持っていない人間に、ユナイテッドファンが愛情を示すのは難しいだろう。
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