古賀紗理那主将、6大会連続五輪へ韓国戦「最大集中」 主軸の石川真佑も「結果こだわる」…バレーボール女子NL
バレーボール女子のネーションズリーグ(NL)1次リーグ第3週の福岡大会は11日、北九州市西日本総合展示場で開幕した。12日に韓国とのホーム初戦を迎える日本代表は、会場で最終調整。17日の世界ランクで決まるパリ五輪の出場権を狙う今大会、ここまで6勝2敗の日本。古賀紗理那主将(28)=NEC=は2004年アテネ五輪から6大会連続出場を懸けた最終決戦へ「韓国戦に最大集中」と覚悟を示した。 * * * 目標のパリ五輪出場権へ、やるべきことは明確だ。第2週の中国・マカオ大会を終えて6勝2敗でホームに帰ってきた日本は、6対6の試合形式で連係などを確認。古賀主将は12日の韓国戦へ「まずは五輪の出場権を取ること。韓国戦に最大集中」と闘志。主軸の石川真佑(24)も「不安やプレッシャーはあまり感じていない。結果にこだわりたい」と覚悟を口にした。 昨秋の五輪予選で切符を逃したが、今大会では世界ランク1位のトルコを3―2、アジアの宿敵・中国も3―1で撃破。パリ五輪に大きく前進してホーム戦に臨む。全8試合に出場し、チームトップの161得点でけん引する古賀は「苦しい試合で勝ち切れている。自信に変えていく」と手応え。格下の韓国に敗れれば、ランクに関わる点数を大きく失うだけに負けられない。五輪切符を争う13日のカナダ戦に向けても弾みをつけたい。「この4戦で決まる。“最大集中”」と繰り返した古賀。6大会連続五輪へ、ラストチャンスに挑む。 ◆日本女子のパリ五輪への道 五輪出場12枠のうち、昨年の五輪予選で出場権を獲得したトルコ、米国、ブラジル、セルビア、ポーランド、ドミニカ共和国と、開催国・フランスの7チームが決定。残る5枠は16チームで争うNL1次リーグ終了時の6月17日付の世界ランクで決定。アジア・オセアニア、アフリカ大陸はまだ出場権を得ておらず、日本はアジア最上位となるか、すでに出場を決めたチームなどを除く上位3か国に入ることが条件。
報知新聞社