「待ち遠しかった」鳥取・大山、スキー場の営業スタート 西日本最大級、リフト券で一部値上げも
西日本最大級のスキー場・だいせんホワイトリゾート(鳥取県大山町大山)で21日、今季の営業が始まった。中の原と豪円山の2エリア2コースに、関西や中国地方などから約600人が訪れ、久々の雪の感触を楽しんだ。今季は雪不足だった昨季の1・6倍の12万人の来場を見込む。 【写真】大山でスキー場開き 残る2エリア6コースなど営業予定は?
ゲレンデは、8日夜からの降雪で約50センチの積雪に恵まれた。雪不足に悩んだ昨季から一転し、今季の山陰地方は平年並みか多い予報。22日から23日にかけても降雪が見込まれる。友人と3人で来場した米子市熊党の会社員永野元基さん(25)は「待ち遠しかった。昨季は思うように滑れなかったので、来られる日は毎日来たい」と喜んだ。 祈願祭もあり、関係者約50人がシーズン中の安全を願った。参列した平井伸治鳥取県知事は「白銀のゲレンデに多くの人に訪れてもらいたい。厳しい状況が続いたが、県としても大山町と一緒になって後押しする」と話した。 今季は人件費や物価の高騰でリフト券の一部を10%値上げ。1日券を5500円、5時間券を4400円とする。 21日は桝水高原スキー場(同県伯耆町大内)や鏡ケ成スキー場(同県江府町御机)でも営業が始まった。