他人のカードで引き出した50万円を受け取った疑い 中国籍32歳を再逮捕
神奈川県警国際捜査課と暴力団対策課などは6日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)の疑いで、中国籍で東京都北区、職業不詳の男(32)を再逮捕した。 再逮捕容疑は、3月10日、同区の路上でベトナム国籍の女=窃盗罪で起訴=が他人名義のキャッシュカードを使いATMから不正に引き出した現金50万円を、犯罪収益と知りながら受け取った、としている。 県警国際捜査課によると、男は「現金を受け取ったことは間違いないが、犯罪収益とは知らなかった」と供述、容疑を一部否認している。 50万円は同日、埼玉県内のコンビニ内ATMで引き出されていた。県警は近く、窃盗容疑でこの女を追送検する方針。 同課は、男が特殊詐欺やSNS型投資詐欺で得た犯罪収益を、暗号資産や人民元などに資金洗浄する役割を担っていたとみて調べている。 男は10月、氏名不詳者らと共謀して横浜市泉区の男性から現金計720万円をだまし取り、そのうちの41万円を引き出して盗んだとして、詐欺と窃盗の疑いで逮捕された。
神奈川新聞社