越後製菓社長推薦!? 銭湯がモチーフのゆかいな“おもち”絵本『おもちのおふろ新装版』
『おもちのおふろ新装版』2024年11月29日(金)に株式会社 Gakkenよりが発売された。どこか懐かしい銭湯をモチーフに、すみずみまでユーモラスに描かれたおもち&おふろ絵本は、読み聞かせにもぴったり。ご家庭で、保育園・幼稚園で、ぜひ子供と読んでみてほしい。 【画像】越後製菓の社長もおすすめのゆかいなおもち絵本 「おもちの魅力がたっぷりつまった絵本です!」と絵本『おもちのおふろ新装版』を推薦しているのは、なんと、おもち業界で上位の越後製菓株式会社の吉原忠彦社長。 自身も大のおもち好き(※特にきなこもち)という吉原社長が、「この絵本を読んだらみんなおもちが好きになりますね」と太鼓判を押した絵本を、ぜひ手に取ってみよう。 ■内容紹介 おもちのもーちゃんとちーちゃんがおふろ屋さんへ。ところがしょうゆの足湯はおすしたちがいっぱいで、きなこの砂風呂もおだんごたちが転がりまわってゆっくり入れません。のんびりできるおふろはないのかな? ■本書のポイント <1> 大人もハマる 食べものの世界ならではの、ゆかいなおふろ スーパー銭湯のようにいろいろなおふろがある「ぽかぽかのゆ」。しょうゆの足湯にきなこの砂風呂、トースターのサウナ……。おもちが入りそうなユニークなおふろに、思わず「なるほどね~」と笑ってしまう。このお話を考えた苅田澄子は、本書をおもちの気もちになって書いたそう。「おもちが入りたくなるおふろってどんなかな? おもちは焼けたらふくらんで困っちゃうかな……」。奇想天外でユーモラスな苅田澄子ワールド。食べものの世界ならではの、ゆかいな世界にハマる大人が続出している。 <2> 昭和レトロな世界 細部まで見どころいっぱい 『おもちのおふろ』の舞台は、どこか懐かしい昭和の雰囲気が漂うおふろ屋さん。絵を担当した植垣歩子は、もともと昭和レトロが大好きで、最初の見開きの銭湯は、江戸東京たてもの園の「子宝湯」をモデルに描いたそうだ。銭湯のなかも、招き猫や福助人形が飾られていたり、名画座や洋品店の広告ポスターが貼られていたりと、古きよき銭湯が見事に表現されている。細かく描き込まれた絵は見どころがいっぱいだ。例えば番台に座っているだいこんさん。手にしている「やさいしんぶん」をよく読むと、「畑野春菊氏」が「やさいむら そんちょうきまる」という記事が。入浴料が食べものによって違うのもおもしろい。絵本にはさまざまな脇役たちのサイドストーリーも同時進行していて、何度読んでも発見がある絵本だ。 <3> 人気絵本作家のコンビ ユニークな発想で定評のある苅田澄子と、絵のおとぼけ感が魅力の植垣歩子。人気絵本作家の二人が、初めてコンビを組んだのが本作。じつは苅田澄子は、植垣歩子の絵をイメージしながら、このお話を書いたそう。植垣歩子も「文章をいただいて、すぐに世界が浮かんでしまって。早く描きたくて仕方なかったです」とコメントしたそうだ。苅田澄子のシンプルなテキストから、ここまで奥行きのある絵が描けるのは、ほんとうにすごいと担当編集者も驚きを隠せない。二人の息の合った絵本作り。続編も制作中とのことで、もーちゃんとちーちゃんの今後が楽しみだ。 <4> 発売記念・モニタープレゼントキャンペーン! 2014年に発売以来、子どもから大人まで大人気の本作が、10周年を迎える今年、新装版になって登場。Gakkenでは、『おもちのおふろ新装版』の発売を記念して、SNSモニタープレゼントキャンペーンを実施している。絵本『おもちのおふろ新装版』に加えて、今回推薦コメントを寄せてくださった越後製菓より、「生一番切り餅1kg」もプレゼント。 この機会にぜひ応募してみよう。 【苅田澄子プロフィール】 出版社勤務の後、フリーで編集をしながら童話作家の小沢正氏に師事。主な絵本に『いかりのギョーザ』(絵・大島妙子 佼成出版社)、『じごくのラーメンや』(絵・西村繁男 教育画劇)、「だいぶつさま」シリーズ(絵・中川学 アリス館)、『ことりのデパート』(絵・まるやまあやこ 世界文化社)などがある。東京都在住。 【植垣歩子プロフィール】 絵本作家。主な絵本に『にんじんだいこんごぼう』(福音館書店)、『とうもろこしつぶこさんのへんしんサロン』『ごぼうせんせいのいそがしいいちにち』(ともに佼成出版社)、『おばけとかくれんぼ』『ようかいおふろ』(ともにほるぷ出版)、『かめのカメリさんおうちをなおす』(理論社)、『おふとんさんがまってるよ』(Gakken)などがある。神奈川県在住。
リアルサウンドブック編集部