梅田でジャズフェス「ジャズカラバッシュ」 11会場・52ステージで生演奏
ジャズフェスティバル「Jazzcalabash(ジャズカラバッシュ)」が11月23日、梅田周辺11カ所のジャズライブハウスやホールで開催される。(梅田経済新聞) 【写真】プロミュージシャンによる生演奏を用意する 1989(平成元)年生まれのピアニスト・永田有吾さんを発起人に、主に30~40代のミュージシャンが企画・運営する同イベント。初開催の2021年は約300人、昨年は約600人と、回を重ねるごとに来場者を増やし、4回目の今回は700人の来場を目指す。イベント名の「カラバッシュ」は、大阪府章のモチーフになった豊臣秀吉の馬印「ひょうたん」にちなんで名付けた。 当日は、チケットと交換で提供するリストバンドを身に着けた来場者を対象に、梅田周辺のジャズライブハウスやホールなど11カ所の会場で開催する52ステージの生演奏を自由に見て回ることができるようにする。1ステージは45分。会場のほとんどがドリンクかフードの注文を求める。 出演するのは、関西を中心に活動するバンド28組、プロミュージシャン80人以上。米・バークリー音楽院に在学中、グラミー賞受賞アーティストのバンドに加入した経歴を持つジャズピアニストの大林武司さん、昨年10月から今年3月にかけて放送されたNHK連続テレビ小説「ブギウギ」の音楽指導を務めたトランペット奏者MITCH(ミッチ)さん率いる「MITCH ALL STARS」、谷町九丁目のジャズ喫茶「SUB(サブ)」を運営するサキソフォン奏者・長谷川朗さんなどが顔をそろえる。 会場は、「ROYAL HORSE(ロイヤルホース)」(大阪市北区兎我野町)、「umeda ALWAYS(ウメダオールウェイズ)」(野崎町)、「NEW SUNTORY 5(ニューサントリーファイブ)」(曽根崎2)、「JAZZ ON TOP(ジャズオントップ、堂山町)」、「CRESCENT(クレッセント)」(曽根崎新地1)、「Pile Driver(パイルドライバー)」(梅田1)、「NOON+CAFE(ヌーンプラスカフェ)」(中崎西3)、「BREEZE PLAZA(ブリーゼプラザ)小ホール」(梅田2)、「Dolce Art Hall Osaka(ドルチェ・アート・ホール・オオサカ)」(角田町)、「GALLON(ガロン)」(曽根崎新地2)、「COOKPARK(クックパーク)」(小松原町)の11カ所。 永田さんは「コロナ禍で大きな打撃を受けた関西のジャズシーンを盛り上げようと始めたイベント。失った客足を取り戻すだけなく、新しいジャズリスナーを増やすことが未来のためにとても重要。地に足の着いたイベント運営とジャズ文化の普及活動をこれからも続けていきたい」と話す。 開催時間は11時~21時。入場料は、23歳以上=4,500円、22歳以下=2,000円、中学生以下無料。チケットは、チケット販売サイト「LivePocket」などで販売する。
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