境内にメダカが1万匹!”聖地”の寺 参拝者の半数は「メダカファン」 福岡・直方市
「めだか寺」と呼ばれるだけあって、大塚さんによると、丸山観音寺の参拝者の半分以上がメダカを飼育している人だそう。珍しいメダカも見られるため、その多くはメダカに夢中になります。 子供「ちょっときれいなの、好き」 「背中がキラキラしているメダカが好きです」 大人「お寺という固いイメージではなく、メダカを見に行こうみたいな感じで気軽に来れますよね」 中には、飼育方法について熱心に大塚さんの話を聞く人も―。 お父さん「ついつい、最近熱が冷めていたんですけど、また火が着いてきちゃったな。勉強になります」「メダカの聖地ではないですかね、全国でもなかなか有名なのかなって」 ■御朱印に縁起物もメダカ メダカ寺に参拝者が集まる理由は、他にもありました。大塚さんの息子で副住職を務める誠也さんは、「参拝者が寺に足を運ぶきっかけになれば」と、メダカの御朱印を始めました。御朱印のデザインは月毎に変わり、参拝者の中で人気です(対応できない日があり、「めだか寺」のインスタグラムで確認を)。 大塚誠也 副住職 「メダカの御朱印を通して、日本の寺社仏閣に足を運ぶきっかけを増やして、文化を大切にしていただけるきっかけになればいいなと」 他にも、メダカをモチーフにした土鈴などの縁起物も人気です。小さなメダカがつなぐ、人との縁。大塚さん親子は、メダカを通してこれからも「地域に開けた寺」を目指します。 大塚誠也 副住職 「法事以外でもお寺が地域のコミュニティの場の一環となって、人が集まって、また出会いが広がってという場に、メダカという小さな生き物を通して発展していければいいなと感じています」 大塚恵誠 住職 「訪れた方が来て、『すごく気持ちのいい木陰でメダカが泳いでて気持ちが晴れた、なごんだよ』って。そういう思いで足を運んでいただけたら」 ※丸山観音寺では、参拝者の癒やしを目的にメダカを飼育しているため、販売や譲渡はしていません。
RKB毎日放送