今すぐ3キロ落としたい人がリバウンドする必然 激しい運動も食事制限もなく痩せる方法の秘密
やせる背骨しぼりで行う動作の一例をご紹介しましょう。まず背すじを伸ばし、腰を正面に固定。それから、胸が真横を向くほどしぼり続けます。 日常生活で激減している動作の代表格といえば、この「上半身をねじる」です。人体の構造的には骨盤を正面に向けたまま真横を向けるくらいまではねじれますが、これができなくなりがちに。この、できるはずの動きをしないことで、体の奥のやせ力が高い深層筋が眠ってしまうのです。そのぶん代謝が落ちて脂肪が溜まりやすくなっていきます。まずはその状態をリセット。副次的にねこ背や巻き肩の解消効果も得られます。
■やせにくさを痛感する中高年の体にも効果大 加齢とともに筋肉量が減ると、生きているだけで消費されるエネルギー、基礎代謝は下がる一方に──。こうして、やせにくく太りやすくなっていることを日々痛感するのが、中高年世代です。 中高年の体こそ偏った姿勢や動作を積み重ねがちで活動量も減りやすいため、全身の筋肉と筋膜が硬くなり深層筋も働かなくなっています。しかもダイエットに成功しなかった経験を重ねたことで、挑戦するモチベーションも上がりにくい。
このような世代にこそ有効なのが、やせる背骨しぼりです。やせる背骨しぼりで活性化させる深層筋は、一度使えるようにすれば簡単に衰えることはなく、脂肪を効率よく燃やす脂肪燃焼炉として働き続けてくれるからです。 日常生活を送っているだけで、姿勢を維持したり体のバランスを保ったりするために働き続けてくれる深層筋の力をダイエットに利用しない手はありません。やせ効果は四六時中続きます。やせにくくなっている世代こそ、その効果を実感しやすいダイエットといえるでしょう。
やせる背骨しぼりで活性化させる深層筋は脂質をおもなエネルギー源とすることもあり、落ちにくい皮下脂肪を落とすのに効果的という印象があります。さらに深層筋が働くぶん、おもに糖質をエネルギー源とする表層筋を休ませられるため「脂肪はたっぷりあるのに、体にたくさん蓄えられない糖質を使う筋肉が働きすぎたせいで、糖質切れになって空腹感に襲われる」という現象を抑えられ、過食を防げるのかもしれません。 実践してくださった方の多くが、二の腕や下腹といった脂肪が落ちにくい部位が細くなったとお喜びでした。