連日のノーボギーも「スロースタートだった」 大会初Vに向けて石川遼は4位で決勝へ
<カシオワールドオープン 2日目◇22日◇Kochi黒潮カントリークラブ (高知県)◇7350ヤード・パー72> 頬杖をつく遼【写真】 ホストプロがノーボギーのゴルフを続けている。初日に「65」、2日目を「69」とスコアをまとめる石川遼はトータル10アンダー・4位タイで決勝ラウンドへ駒を進めた。 1番からスタートすると、前半はパーオンこそするもなかなかチャンスを作れない。やや長いバーディパットを打ち続けては、タップインパー、そんな流れが6番まで続いた。重苦しい空気を打破したバーディが7番、620ヤードのパー5で来た。右ドッグレッグに対し、ややドローがかかったティショットは正面奥のラフへ。そこからフェアウェイへ運び、3打目を4メートルつけて、きっちり沈めた。 後半は10番パー5で3パットを喫する場面もあれば、11番では「気持ちの切り替えにもなった」と、約25メートルのロングパットを2パットで切り抜けた。その後はピンチもありながら、「上りのいいラインについた」と13番、18番でバーディを奪った。「グリーン上でまだまだな所もあった。全体的に良くできる所もあったと思います」。決勝ラウンドに向けてグリーン上に課題を残しつつも、改善の余地があると振り返った。 予選ラウンドを終えて、ここまでの戦いをこう振り返った。「初日のいいスコアが出たあとだったので、今日はある程度難しくなるとは思っていたし、その通りの展開になった。スロースタートだったので、しょうがないかなと思ってやっていました」。スコアを伸ばしたものの、2日目の内容には満足していない。ただ、初日の好スコア以上を求めて自分にプレッシャーをかけてしまいそうな場面でも、「焦らず」プレーできたことを前向きに捉えている。 石川は、今大会の優勝はまだ手にしていない。「きょうはで一旦悪いところも出たし、落ち着いて3日目に行ける感じはある。きょうできていたことを同じようにできれば、もう少しいい内容をのぞめるかなと思います」。ホストプロとして、大会初優勝が見える位置で3日目に挑む。