【ボクシング】２冠ウエルター級王者佐々木尽「最高潮にする」元日本王者坂井祥紀と新旧王者対決
プロボクシング東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック・ウエルター級王者佐々木尽（23＝八王子中屋）が来年の「世界」を見据え、新旧王者対決に臨む。12月24日、東京・有明アリーナで東洋太平洋同級2位の元日本同級王者坂井祥紀（33＝横浜光）との防衛戦に臨むと発表済み。20日には東京ドームシティのblue－ingディスカバリーで記者会見に臨んだ。 10月20日から今月11日まで米ラスベガス合宿を敢行。昨年5月以来の米合宿となり、スパーリングを通じてさまざまなタイプのボクサーと拳を交えてきたという。佐々木は「日本史上初の世界ウエルター級王者になる男、佐々木尽です。坂井選手はKO負けがない鉄壁のディフェンスを持っている。ディフェンスは世界トップなので、過去一、気を引き締めていく。その鉄壁のディフェンスさえ吹っ飛ばす攻撃力、なによりファンのみなさん全員を熱い思いにして最高に盛り上げることが自分の力。それを最大限に出したい」とあいさつした。 現在、世界主要団体のランキングではWBOとIBFで3位、WBA、WBCで4位と世界挑戦が近づいている。佐々木は「自分は気持ち、精神状態を試合に向けて最高潮にする。そのために浮つかず、しっかり12月24日に向けて全力で人生懸けて取り組み、気持ちの面で負けないようにしたい」と強い口調で宣言していた。【藤中栄二】
