40代「年収500万円」で、中学生の子どもが2人います。将来は「東京の大学」に進学したいようですが、教育費が心配です。私大の可能性もあるのですが、“1人暮らし”でいくらかかるのでしょうか…?
それでも教育費を準備できないときはどうすれば良い?
教育費がどうしても足りない場合は奨学金や教育ローンを検討しましょう。給付型奨学金、貸与型奨学金、公的教育ローン、民間教育ローンの順番で考えることをおすすめします。返済不要の奨学金を取り入れているところとして日本学生支援機構などが挙げられますが、地方自治体や大学独自の奨学金制度もあります。 また国のローンとして、日本政策金融公庫が取り扱う教育一般貸付と呼ばれるものがあり、借入可能額は学生1人につき最大で450万円までとなっています。固定金利タイプで金利も低めであり、日本学生支援機構の奨学金と併用することもできます。 そして祖父母などから教育資金の一括贈与が1500万円まで非課税になる制度も令和8年3月まで延長されました。令和8年以降も制度が延長され、祖父母の資産に余裕がある場合は援助してもらうことも検討しましょう。
まとめ
大学入学までに貯めておきたいお金は国公立大学であれば約250万円、私立大学なら約400万円となります。 授業料や入学金と合わせると下宿生の親の負担は非常に重くなるので、入学金や授業料は貯蓄で対応し、生活費や家賃は仕送りや学生自身のアルバイト代などを考慮しても足りない場合は奨学金や教育ローンを申し込んだほうが良いでしょう。 出典 文部科学省 国公私立大学の授業料等の推移 全国大学生活協同組合連合会 第59回学生生活実態調査 概要報告 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部