「報道は時代とともに変わらないと」 週刊誌報道で謹慎経験の東国原英夫氏、松本人志の復帰意向歓迎「まずは1歩目」
週刊誌報道で謹慎を経験したことがある元宮崎県知事の東国原英夫氏(67)は松本人志が活動再開の意向を固めたことについて「まずは1歩目ということで良かった」と歓迎した。かつて知事室でわいせつ行為をしていたなどと報じられ、訴訟し、勝訴したこともあるが、「知事室には県職員が常駐し、出入りも完全にチェックされる。そのような行為は無理だったが、知事室からひわいな声が聞こえてきたという証言だけで記事を書かれた」と振り返った。 そのまんま東として活動したタレント時代には女性スキャンダルなどで週刊誌に追い回され、ホテルを転々とした。取材で釈明しても「その言葉を“そのまんま”信じるわけにはいかない」と斬られたという。「何人もいる食事の席で、女性が私の隣に座ったところを写真に撮られ、トリミングされ、極秘密会と言われたこともありますね」 政治家という「公人」、タレントという「準公人」という2つの立場を経験した。報道とプライバシーの関係については「公権力の監視もメディアの大事な仕事で、チェック&バランスという関係が理想だ。政治家は24時間365日、プライバシーはないと覚悟して仕事をしていたが、著名人のプライバシーはもっと尊重され、認められるべき。昭和のような報道がまだ一部であるが、時代とともに変わらないとダメ」と指摘した。
報知新聞社