Sareeeのエルボーは鈍い音が会場に鳴り響いた（撮影・上岸卓史）

　初代タイガーマスクの佐山サトルが主宰を務める「初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.29」（6月20日、東京・後楽園ホール）でタイガー・クイーン（SSPW）とSareee（フリー）が3月の後楽園大会に続きタッグマッチで激突した。 　この日、クイーンは青木いつ希（ショーンキャプチャー）、Sareee（フリー）は関口翔︎（フリー）とタッグを結成。試合は青木がジャパニーズオーシャン・バックドロップホールドで関口から3カウントを奪った。 　3月大会では雪妃真矢（フリー）とタッグを組んだクイーンがSareeeのパートナーだった本間多恵（フリー）からヴァルキリー・スプラッシュで3カウントを奪っており、Sareeeはチームとしては2連敗を喫した。

クイーンの投げっぱなしジャーマンがSareeeに炸裂（撮影・上岸卓史）

　先発は青木と関口。ヘッドロック、腕の取り合いから首投げと基本に忠実な攻防を見せる。すぐにクイーンとSareeeに交代。ロックアップからクイーンが押し込むが体を入れ替えたSareeeがごつんと鈍い音がするエルボー。ロープに走るとクイーンはカウンターのドロップキック。そして青木に交代。青木が攻め込むがすぐにSareeeが攻め返す。そして鎌固め。Sareeeは関口と交代。 　青木と関口は先ほどとは打って変わってごつごつしたエルボー合戦。そして青木がバックフリップ。クイーンにタッチ。クイーンは関口を蹴散らすとリングに入ったSareeeも翻弄。関口が蘇生し2人がかりもクイーンが巧みなロープワークで2人を蹴散らす。

Sareeeのダイビングフットスタンプ（撮影・上岸卓史）

　しかし関口もクイーンに反撃。変わったSareeeがクイーンにミサイルキック。そしてカサドーラからフットスタンプ。そしてフィッシャーマンズスープレックス。両軍入り乱れる中、Sareee組を場外に落としたクイーンが場外にラ・ケブラーダ。リングに戻ったSareeeにコーナーからボディーアタック。Sareeeはカウント2で返す。 　そしてSareeeとクイーンが重いエルボー合戦。Sareeeのエルボーは場内に鈍い音が響き渡る。ロープに走ったSareeeをかわしたクイーンが高角度の投げっぱなしジャーマン。Sareeeも同じ技で返す。