【高校野球】センバツ初V健大高崎のプロ注目捕手、木製バットでソロ本塁打 攻守で存在感見せた
奈良県内で行われているU18日本代表候補選手強化合宿2日目の5日、変則ルールの紅白戦2試合が行われ、センバツ初Vの健大高崎(群馬)主将でプロ注目捕手の箱山遥人(3年)が攻守に躍動した。 国際大会に合わせ、実戦で初めて握った木製バットで2試合目の3回2死、鶴岡東の左腕・桜井椿稀(3年)の内角低めの直球を振り抜き、左越えソロ弾。「引き付けることが大事だと感覚をつかんで、最後はうまくさばけた」と胸を張った。打席の中で修正し「振り抜きやすさがあって、慣れれば木製の方が打ちやすい」と好感触だ。守っては、大阪桐蔭・平嶋桂知、広陵・高尾響の両右腕(共に3年)ら2試合計14人をリードして無失点だった。 NPB12球団46人のスカウトが視察。DeNAの八馬スカウトグループリーダーは「ガツンと振り抜ける。能力は高い」と評価した。世代トップの選手が集う中で、箱山が存在感を際立たせた。(瀬川 楓花) 〇…U18日本代表の小倉全由監督(66)が、プレー中のガッツポーズ“禁止令”を出した。合宿初日の4日夜、選手らは「スポーツマンシップについて」の座学を受講。これを受け、指揮官は「ここ何年かの甲子園を見ていると、インプレーなのにボールから目を切ってベンチにガッツポーズしている。それはいらないだろう」と指導した。2日目はランナーコーチャーを付けず、各自の積極的な進塁判断を促すなど、小倉野球のスタイルを示した。
報知新聞社