「飛距離にはこだわりたい」。今季3勝、竹田麗央の素顔に迫る!
この勢いで翌週のフジサンケイレディスで2勝目、その4試合後のブリヂストンレディスで3勝目を挙げる。 「目標だった初優勝が達成できて、自分でも勝てるんだと思って、気付いたら3勝していました。私、調子に関しては、少し悪くなることはあっても、そんなに波はないんです」と変わらぬ口調で変わらぬ調子を語る竹田。この波のなさも“強さ”なのだろう。 いつも緊張していないようにも見える竹田。 「ちょっとはしてますよ。確かにあまりガチガチになることはないんですけど、熊本の最後の数ホールやヤマハの最終日は緊張しました。でも、別にミスしても死ぬわけではない、と思ったら、そんなに考えることもなくプレーできています、ふふふ」
ゴルファー皆が手にしたい「フラットな気持ち」を生まれながらに手にしているのだ。 もうひとつ。ここまで海外メジャー3試合を挟み、ほぼ毎週試合に出場できる「体力」について。「疲れているよね?」と聞くと、「大丈夫です!」ときっぱり。 「海外の試合の次の週の日本の試合はけっこう疲れていましたけど、大丈夫です。疲れたときは練習量を減らすなどしています」 実はあまりトレーニングはしていないと照れくさそうにする竹田。 「月に1回、体幹トレーニングくらい。ふふふ。オフはもう少しやっていますよ。あとはランニング。ゴルフ場に着いたら5分くらい走ったり、練習ラウンドのとき時間が空いたら公園などを見つけて1人でゆっくり20分くらい走ります。飛距離は小さい頃から、体も大きかったので飛んでいました」
体格、体力。持って生まれたものを無理せず生かす自然体のゴルフ。これも竹田の強みだ THANKS/くまもと中央CC PHOTO/Shinji Osawa、Tadashi Anezaki
週刊ゴルフダイジェスト