今注目「腰痛」の原因?"ズボラ筋"…腰痛予防・改善!簡単チェックとエクササイズ
身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。 メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。 ドクターは、早稲田大学 スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 教授 医学博士 金岡恒治先生です。 【動画】腰痛改善!ギックリ腰予防!簡単にできるストレッチはコチラでチェック→【1分23秒~】 今回のテーマは「~腰痛のシン・理論!~筋肉が怠けるズボラ筋とは?」 日本人の4人に1人、約3000万人が悩んでいる「腰痛」。原因はさまざまですが、腰痛の原因として今注目されているのが「ズボラ筋」。腰痛に悩む人の多くは、本来働くべきある筋肉が働くのを怠けて「ズボラ筋」になってしまっているのだとか。そこで今回は、腰痛の予防・改善のためにズボラ筋を目覚めさせる方法を専門医に教えてもらいました。
ズボラ筋の正体!天然のコルセット「腹横筋」
<多くの腰痛の原因はズボラ筋!?> 痛む場所やタイミングは人によってさまざまですが、ぎっくり腰を含めて腰痛の多くは背中の大きな筋肉である「脊柱起立筋」の使いすぎや、背骨を滑らかに動かせていない事が原因だそうです。そして、それらの腰痛の元を辿るとズボラ筋がきちんと働かない事によって起きている可能性が高いのだとか。そのため、ズボラ筋を目覚めさせ、しっかり働かせる事ができれば、腰痛改善につながるそうです。 <ズボラ筋とは?> ズボラ筋は、最近よく耳にする「インナーマッスル」にあたる筋肉。正しい姿勢の維持に欠かせない役割を持ち、日常のあらゆる動作の中で無意識に使っているそうです。その筋肉の名前は「腹横筋」。肋骨の下から骨盤にかけてお腹全体を覆っており、天然のコルセットとも言われるのだとか。腹横筋は、身体の一番深い所にあるので実感するのは難しいそうです。
あなたの腹横筋も怠けているかも!?簡単チェック
腰痛の原因が腹横筋によるものなのかチェックしてみましょう。 <腹横筋チェック> 床に印を付けて、その上で目を閉じて1分間足踏みをしてください(※なるべく障害物がないスペースで、サポートする人をつけて行なってください)。 ≪結果≫ 腹横筋が使えていると、身体の向きは変わらず印から30cm程度しか離れないとの事。一方、腹横筋が怠けていると骨盤が安定しないため身体の重心が傾き、傾いた方向にズレてしまいます。そのため、身体の向きが変わっていたり、印から30cm以上離れていたりする場合は、腹横筋が怠けている可能性があるそうです。