楳図かずおさん、14年には頭部手術 公開「マザー」イベントで明かす
88歳で亡くなっていたことが分かった漫画家、楳図かずおさんは、14年に自身初の長編監督作「マザー」(9月27日公開)の公開が決まり、同年8月に大阪市内で開かれた記念展のセレモニーで、前年に受けた頭部手術に言及していた。 【写真】トレードマークの紅白ボーダーシャツを着てない、若かりし頃の楳図かずおさん 楳図さんは、同作主演の片岡愛之助とともに、記念展の開幕に先立って足を運び、取材に応じた際、その前年13年11月に受けた頭部手術について認めていた。 楳図さんは、13年秋ごろ転倒した影響で、頭部に「血腫のようなもの」ができたといい、複数回、手術をしていた。 取材会で、愛之助が「ホラーネタ」としてこの話を暴露。「撮影直前の手術で(楳図さんの)頭部に傷が残っていた」と明かし、その位置は、事前に楳図さんが絵コンテで描いていた「(出演者の)ハゲの位置と同じだった」と“不思議な偶然”を含めてばらした。 そんな“暴挙”にも、ウイットに富み、懐広く、奥深い作風同様に、楳図さんは笑って受け流していた。