蓮舫氏「高い知名度」武器に “批判イメージ”回避 “怖い”指摘に…戦略は【注目候補の選挙戦】
来月7日に投開票が行われる東京都知事選。『news zero』では、26日から3日間にわたり注目候補の選挙戦をお伝えしています。27日は自らを挑戦者と語る蓮舫・前参議院議員です。“批判ばかりしている”とのイメージをどう払拭するのか、取材しました。 ◇ 27日朝、真っ白な愛犬の散歩をしていたのは、蓮舫・前参議院議員。 ──まだ6時ですが早いですね? 前参議院議員 蓮舫氏(都内 午前6時ごろ) 「もう後半戦に(散歩は)5時半ぐらいから」 近隣の“犬仲間”と交流したり、歩き疲れた愛犬を抱っこしたりしていました。 前参議院議員 蓮舫氏 「ほぼトレーニングになってます」 犬のリードを手に、朝の時間を穏やかに過ごすと、夜はその手にマイクを握り、激しく声を上げます。
前参議院議員 蓮舫氏(東京・練馬区 27日夜6時ごろ) 「ぜひあなたと次の東京へ! その景色を一緒にみたい」 約20年間務めた参議院議員を辞め、東京都知事選へ挑戦する蓮舫氏。その前には、通りを埋めつくすほどの人だかりが。抜群の“知名度”が武器のひとつです。 前参議院議員 蓮舫氏(東京・世田谷区) 「これだけ(の人)が私の話を聞くために立ち止まっていただけていることにもう1回頑張りたいと」
蓮舫氏は人の集まる繁華街を中心に連日、街頭演説を実施。その内容にも、こだわりが。 前参議院議員 蓮舫氏(東京・杉並区) 「裏金議員を生んだ自民党が支援する人には絶対に負けたくない!」 出馬表明直後は「反自民党政治・非小池都政」を前面に掲げていました。 しかし「ただ批判しているだけでは何がしたいのか分からない」などの指摘もあり、中盤からは東京都の非正規職員を正規化していくことや、多子世帯で住民税が非課税の場合には「家賃補助制度」を設けることなど、具体的な政策の打ち出しに力を入れているのです。 前参議院議員 蓮舫氏(都内 27日朝) 「最初はなんで立ったのかっていう姿勢を一言で表したイメージです。それ以降は何を変えたいのか、私になると何が変わるのかを皆さんに伝えています」 ◇ また、蓮舫氏といえば… 「政治資金の隠蔽(いんぺい)じゃないですか!」(今年3月) 「更迭してくださいよ!」(去年12月) 国会での鋭い追及が代名詞ですが… 前参議院議員 蓮舫氏 「こわいとか、きついとか、必ず言われるんですよ」 「批判ばかりで人間味がない」といった声も。そのため今回は、SNSでのライブ配信にチャレンジ。