DeNA・佐野が3年総額6億円でサイン 国内FA権を行使せず残留 来季目標は「レギュラーをつかむ」
DeNA・佐野恵太外野手(30)が16日、神奈川・横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。今季途中で取得した国内FA権を行使せず残留。3年契約を結び、出来高含め総額6億円(年俸は3年目に変動制)でサインしたことを明らかにした。(金額は推定) 【写真】心は「アイラブ ヨコハマ」 3年総額6億円でサインした佐野 「2016年のドラフトのとき、ベイスターズに獲得してもらった。それで僕のプロ野球人生が始まったので、ベイスターズのユニホームを着て活躍することでチームに恩返しをしたいと思った」と残留を決めた理由について明かした。 来季の目標について「数字を具体的にというよりは、レギュラー争い。レギュラーをつかむというところをしっかり考えて、その後に数字がついてくればいいなと思っています」と語った。日本シリーズでは第5戦からスタメンを外れたことを挙げ、「日本一を決めた試合でも代打出場でしたし、現状の自分の立場を考えると。日本一になったので、うれしいという気持ちがもちろん大きいですけど、それと同じくらいスタメン落ちをしたことの悔しさは持っています」と心境を吐露。外野陣は筒香、梶原、桑原、度会らがひしめくだけに、改めて定位置を確保することを自らに課した。 一方で、今季は「プレミア12」で日本代表に選出されるなど貴重な経験もした。「現状維持だと厳しい世界だと思って、これまでやってきた。もっともっとうまくなりたいという向上心を持ってやっていきたい」と話した。