神崎 恵×大人の韓国メイク。「自分を可愛くすることを全力で楽しむ」を今また実践中!
神崎 恵の恋させる瞬間 美容劇場 「きゅん♡を誘う女になる」
今年の春先から定期的に渡韓している神崎さん。現地に足を運ぶたびに肌で感じる、韓国人女性の美しさ、美意識の高さに敬意を表し、リアルな韓国メイクの最新LOOKを紹介します。 【写真】神崎恵さん
Scene 大人の韓国メイク
多幸感のあるボリュームリップと 血色を感じる圧倒的白肌が主役 韓国での仕事が始まり、月に1~2回渡韓するようになりました。今まで以上に、韓国のビューティを体感中。スキンケアに始まり、メイクやヘア、ボディ、それぞれの組み合わせ方はそのどれもが、独特の旋律で完成されています。以前、宿泊していたホテルで、こんなことがありました。朝7時、1日の中ではまだ助走と言ってもいいくらいの時間。朝食をとるためにダイニングへ移動中、エレベーターの中で一緒になった一人の韓国人女性。体にぴたりとフィットするニットにミニスカート。丁寧にブローをしてからアイロンで巻いた髪。陶器のように仕上げた肌の上には、淡いスキントーンのアイカラーで作ったグラデーション。チークは多分、クリームチークの上にパウダーチークを重ねて立体感を出し、唇もまた、マットリップで整えられた曲線の上にみずみずしいグロスルージュが重なり、りんご飴のような透明感に包まれた血色を完成させていました。この時間にこの完璧さ! 数十年、女として生きてくると、朝のこの時間に、ここまで自分を仕上げることに、どれだけ気合が必要かがわかります。目の前にいるこちらの女性の清々しい軽やかさは、達成感と自信が全身を包み込んでいるのがわかるほど。 「自分を可愛くすることを全力で楽しむ」……懐かしいこの感じ。数十年前、確かに私も朝夜時間も関係なく、自分を可愛く仕上げることに夢中な時があったはず。いつどこに置いてきてしまったのかしら? と思ったわけです。なんだかこれが「ガツン」ときまして、この日から、もう一度、自分をキレイにしてあげることに真剣になってみよう、そう思い実践中です。 今回は韓国メイクの中でも大人が取り入れやすい、みずみずしいウォータリーな艶肌とフクっと立体感のある唇の組み合わせ。ポイントは、肌の明るさ。自分の素肌より1トーンか2トーン明るい色を楽しむこと。たっぷりのスキンケアで肌を満たせば、明るめのファンデーションも素肌が溶け合い美しい仕上がりに。そこに見るからに鮮やかな色を唇、まぶた、頬に重ねていく。特にリップは数ミリ大きく色付けて、たっぷりと色と艶を重ね、血色、透明感、ボリュームを大胆に引き上げて存在感確立。透明感と潔いほどのメイク感。このバランスが韓国メイクの楽しさのひとつ。おとなしく、さらりと仕上げることに慣れていた顔作りに新鮮な楽しさが追加。ぜひ、この面白さを味わって欲しいです。