「井上尚弥はレベルの高い相手と戦っていない」「フェザー転向を恐れている」リング誌PFP1位に輝いたモンスターに一部米メディアが的外れな“とんでも”批判…ネリ戦衝撃を示す証拠?!
またジャーナリストであるガレス・A・デイビス氏が、トーク番組で語った「井上はネリ戦を早く終わらせるため大きなパンチを当てようと無謀に攻めてダウンを喫した」「ネリが目の前の大木を破壊して切り倒した。驚くべきパフォーマンスだった」という部分や、全米での知名度が低いことを指摘した部分をわざわざ切り取って、こう紹介した。 「彼は疑いなくボクシング界最大のスターの1人でこの星で最高のボクシング選手であることは明らかだが、(世界の)スポーツファンの多くは彼を知らない。これは重要な点で彼の27試合中、24試合は日本で行われた。彼はボクシング界ではシークレットな存在ではないが、スポーツ界全体ではシークレットな存在だ。すべての人がF1のルイス・ハミルトンやゴルフのタイガー・ウッズを知っているが、彼を知らないのは残念だ。ただ彼は選手としては彼らのレベルにある」 また米専門サイト「ボクシングニュース24/7」も「多くのボクシングファンは、クロフォードがまだ1位であるべきだと感じている。なぜなら、井上の近年の勝利は記録を水増ししてきたようなありふれたレベルのファイターたちと戦っているのに対して、クロフォードは良い相手と戦ってきたからだ」と否定的な意見を掲載した。 同サイトは「伝えられるところによると、井上はスーパーバンタム級での試合のために140パウンド(63.50キロ)台まで水分を補給している。これはキャッチウェイトのハンディキャップを必要とせずにライト級(61.23キロ)でガーボンタ“タンク”デービス(米国)と戦うのに十分な大きさであることを意味する。もし井上がデービスと戦う気になればファンは彼がリング誌のスタッフを含む一部の人と同じように優れているかどうかを見るだろう」と、とんでもない理論を掲げて、WBA世界ライト級王者のデービスとの対戦を煽った。 さらに「ネリを評価していないので私は井上の最近の勝利に感銘を受けていない。ファンはスーパーバンタム級からわずか4ポンド上にあるフェザー級で彼と同じようなパワーを持つ多くの才能ある男たちに挑戦する姿を見たいと思っている。井上がフェザー級で自分を試すことに興味を示さなかったという事実は、彼が負ける可能性があることを知っているので恐れていることを示唆していると指摘する人もいる。だから彼は安全なスーパーバンタム級に留まり、ネリのように過去に倒されたことがあり彼に何の問題も与えない男と戦うことを望んでいる」と、まったく的外れな理論でモンスターを批判した。 考えてみれば、これらの“とんでも理論”が飛び交うのも、井上のネリ戦がいかに全米へインパクトを与えたのかを示す証拠だろう。 議論が尽くされたリング誌のPFP1位は堂々たる栄誉だ。
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