「緊急事態宣言」後の私たちの生活は? 東京や大阪が要請内容を公表
宣言後に「都市封鎖」も「道路封鎖」もない
「緊急事態宣言」とともに注目を集めた言葉が「ロックダウン」(都市封鎖)です。 パリやロンドンのように罰則を伴う外出禁止措置などで街から人が消えた海外映像がニュースで伝えられ、東京が「ロックダウン」した場合も、同じような強制的な措置が取られるのでは、と心配する声もあります。
ただそもそも日本において「ロックダウン」は行政用語として明確な定義はなく、特措法を法的な根拠とする「緊急事態宣言」とは別のものです。 小池知事は4月6日の会見で「ニューヨーク、パリ、ロンドンなどの諸都市では『都市封鎖』いわゆるロックダウンが行われているが、東京では移動の制限などを強制的に行うというものではない。『都市封鎖』と言う形はない」と強調しました。交通機関についても「運行・運休要請はしない」と明言しました。 安倍首相も「緊急事態宣言」を発表した7日の官邸での会見で「今回の緊急事態宣言は、海外でみられるような都市封鎖、ロックダウンを行うものではない。今後も電車やバスなどの公共交通機関は運行される。道路を封鎖することなど決してしないし、その必要もないというのが専門家の意見だ」と冷静な対応を呼びかけました。